
2025年7月25日にSteamで早期アクセス版がリリースされたホテル経営シミュレーションゲーム『Hotel Galactic』の開発元Ancient Forgeが、9月5日に最新パッチ0.5.8の配信を開始しました。
農業システムの新要素や病気システムの全面見直しなど、多数の改善が実装されています。
スタジオジブリ風ビジュアルで楽しむホテル経営

『Hotel Galactic』は、スタジオジブリ作品にインスパイアされた美しい手描きビジュアルが魅力のホテル経営シミュレーションゲームです。舞台は宇宙を漂う魔法の浮遊島で、プレイヤーは荒れ果てた銀河のホテルを魅力的な観光地へと変えていくことが目標となります。

ゲームでは幽霊となったグスタフおじいさんに導かれながら、彼の悲しい過去の秘密を解き明かし、安らぎを見つける手助けをするストーリーが展開されます。失われた愛と復讐心の間で揺れ動く物語が、ホテル再建の旅と交差し、「つながり」「成長」「赦し」をテーマとした心温まる体験を提供します。
自由度の高い建築とエイリアン種族との交流

『Hotel Galactic』の大きな特徴は、モジュール式の建築システムによる高い自由度です。豊富な家具、装飾品、設備を組み合わせて、プレイヤー独自のユニークなホテルを創り上げることができます。
各アクションには時間と労力が必要ですが、その分、古びたホテルが見事な建築物へと変貌していく過程で格別の達成感を味わえます。

ゲームには6つの異なるエイリアン種族が登場し、それぞれ独特の特徴やニーズを持っています。多種多様な異星人のゲストをもてなすためには、ホテルを適応させる必要があり、各種族が異なる研究ルートをもたらすシステムが用意されています。
浮遊島では庭を耕し、ムーケルやイエットレットといったユニークな幻想的生き物たちと絆を深めることも可能です。
パッチ0.5.8の新機能と改善点

今回のパッチ0.5.8では、農業システムに新たな要素が追加され、より充実した農業体験が楽しめるようになりました。病気システムも全面的に見直され、従業員の健康管理がより重要な戦略要素として機能するよう改善されています。

新機能として注目すべきは、不要なアイテムを売却できるセルボックス機能の実装です。これまで倉庫に溜まっていた不要なアイテムを効率的に処分できるようになり、インベントリ管理がより快適になりました。
今後の開発計画と新体制

開発チームは継続的な改善作業を「修理パス」と呼んで進めており、今回も多数のバグ修正と品質向上が実装されています。
来週火曜日には、9月と10月に向けた新しいロードマップ「Repair Roadmap #2」が発表される予定です。このロードマップでは、2番目のVIPゲストである「Princess of Pavonis」登場前に実装される新コンテンツについても詳細が明かされる見込みです。
開発チームは新たにテクニカルデザイナーを迎え入れ、ゲスト管理システムの設計見直しに取り組む予定です。今後追加される管理要素をより深いゲームプレイとして統合していくことで、さらなる面白さの向上が期待されています。
次回のパッチでは、プレイヤーへの感謝の気持ちを込めた特別なギフトも配布される予定で、さらなる発表やサプライズも準備されているとのことです。

『Hotel Galactic』は現在3,900円で購入可能で、日本語にも完全対応しています。早期アクセス版として継続的な改善が行われており、プレイヤーからのフィードバックを積極的に取り入れながら開発が進められています。