
デベロッパーのCurry Croquetteは8月19日、『Crescent Tower ~クレセント・タワー~』をPC(Steam)向けにリリースしました。価格は税込1100円です。
本作は、ファミコン世代に向けた8bit風ダンジョンクロウルRPGです。50年に一度現れる謎のダンジョン「ミカヅキの塔」の頂上を目指す冒険が描かれます。懐かしさと新しさが融合したレトロテイスト満載の作品として、本格的なダンジョン探索と育成要素を楽しめます。
50年に一度の大冒険、ミカヅキの塔に挑め

物語の舞台は王都マリダムに現れる前人未到のダンジョン「ミカヅキの塔」です。誰も知らない塔の頂上には、願いを叶える宝石があるとも、不老不死の薬があるとも噂されています。プレイヤーは名もなき冒険者のひとりとして、この謎に満ちた塔の踏破を目指すことになります。

ゲームは「勇気を紡ぐ物語」をテーマに展開され、プレイヤーの選択と行動によって物語が進んでいきます。各階層ごとに異なる構造と仕掛けが待ち受けており、探索のたびに新たな発見があるでしょう。
シンプルながら奥深い戦略バトル

戦闘システムは、シンプルながら戦略性の高いコマンドバトルを採用しています。サイドビューの戦闘画面では、ドット絵で描かれたキャラクターたちが白熱の戦いを繰り広げます。「こうげき」「じゅもん」「ぼうぎょ」といった基本コマンドから、「ゆうき」や「アイテム」まで多彩な選択肢が用意されており、状況に応じた戦略的な判断が求められます。

魔法システムでは、炎で敵をまとめて焼き払ったり、氷で敵を凍結させて動きを封じたりと、派手なエフェクトとともに多彩な攻撃が可能です。バトルスピードの調整機能も搭載されているため、自分のペースでじっくりと戦略を練ることができます。
3種族×9クラスの豊富なキャラメイク

キャラクター作成では、3つの種族と9つのクラスを組み合わせた多彩なキャラメイクが楽しめます。エルフの魔術師や、それぞれ異なる特性を持つキャラクターを育成し、自分だけのパーティーを編成できます。
冒険を進めるにつれて仲間が増えていき、パーティー編成の幅も広がります。メンバーの入れ替えも自由におこなえるため、ダンジョンの特性や敵の傾向に合わせて最適な編成を考える楽しさがあります。
充実した拠点施設と個性豊かなNPC

冒険の拠点となる王都マリダムには、様々な施設と魅力的なNPCたちが待っています。ギルドの受付嬢レーシアによるパーティー編成、獣人の店主ジンが営む武器防具店、修道女サリアがいる教会での回復サービスなど、冒険に必要な要素がすべて揃っています。

図書館では獣人の司書ピリジアがモンスター図鑑やアイテム図鑑を管理しており、収集要素も充実しています。各NPCは個性的なドット絵で丁寧に描かれており、会話を通じて世界観への理解も深まるでしょう。
探索を支える充実のマップ機能

ダンジョン探索では、円形の視界システムを採用した独特のマップビューが特徴的です。探索済みエリアと未探索エリアが明確に区別されるため、迷うことなく効率的に進むことができます。
各階層には石碑などのイベントポイントが配置されており、単純な移動だけでなく様々な発見が待っています。「おとしあな」といった罠の存在も示唆されるため、慎重な探索が求められます。
美麗なドット絵アートワーク

本作の大きな魅力のひとつが、非常に高品質なドット絵アートワークです。限られた色数とドット表現でありながら、キャラクターの表情や髪の質感、光の表現まで丁寧に描かれています。とくに重要なシーンで登場する一枚絵は、まるで絵画のような美しさを誇り、物語への没入感を大いに高めてくれます。
『Crescent Tower ~クレセント・タワー~』は、PC(Steam)向けに税込1100円で配信中です。日本語に完全対応しており、ファミコン世代のRPGファンはもちろん、レトロゲームに興味のある全てのプレイヤーにおすすめの作品となっています。