島づくり×デッキ構築『Isles & Tiles』がSteamでリリース。海から島を呼び起こし、カードで築く理想のコロニー

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 インディーゲーム開発者のBirdworksは8月25日、『Isles & Tiles』をPC(Windows/Mac)向けにリリースしました。価格は税込1,500円です。本作は、テラフォーミングとデッキ構築の要素を組み合わせたユニークなコロニー建設ゲームとなっています。

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海から島を呼び起こす新感覚の街づくりゲーム

 『Isles & Tiles』は、プレイヤーが海から島を呼び起こし、その上にコロニーを築き上げていくターン制のストラテジーゲームです。従来の街づくりゲームとは一線を画する点として、建設や拡張をすべてカードベースで行うシステムを採用しています。プレイヤーは手札のカードを使って島を拡張し、建物を配置し、資源を管理しながら入植者たちの需要に応えていくことになります。

 ゲームの舞台となるのは広大な海の上で、プレイヤーは最初は小さな島からスタートします。基本のデッキから始まり、ゲームを進めるにつれて新たなカードやイベント、トロフィーなどをアンロックしていく仕組みです。島の拡張、コロニーの発展、資源の収集といった要素を、入植者たちの需要や手札の内容と照らし合わせながら戦略的に進めていく必要があります。

カードドラフトとリソース管理の絶妙なバランス

 本作のゲームプレイでは、毎ターンプレイヤーに複数枚のカードが提示され、その中から1枚を選んで手札にくわえる「ドラフト」システムが採用されています。カードには住宅や生産施設、特殊建物などさまざまな種類があり、それぞれ異なるコストと効果を持っています。興味深いことに、カードを選ばずにゴールドを獲得する選択肢も用意されており、戦略の幅を広げています。

 資源管理も重要な要素で、木材、石材、食料、ゴールドなど多種類の資源を効率よく生産・消費していく必要があります。ゲームが進行すると鉱石などの新しい資源も登場し、より複雑で奥深い戦略が求められるようになります。プレイヤーは限られた手札と資源を使って、どのように島を発展させていくかを常に考える必要があるでしょう。

イベントとストーリー要素で深まる没入感

 単純な建設だけでなく、ゲーム中には様々なイベントが発生します。これらのイベントでは物語性のあるテキストとともに選択肢が提示され、プレイヤーの判断によって異なる報酬やコストが発生します。こうした要素により、機械的な作業になりがちなリソース管理ゲームに物語性と没入感を与えています。

 また、勝利ポイントを使ってカードライブラリから新しいカードをアンロックしたり、カードを「フォイルバージョン」にアップグレードしたりする要素も用意されており、長期的なプレイモチベーションを維持する工夫がなされています。

美しいローポリゴンアートで描かれる理想郷

 視覚面では、パステルカラーを基調としたローポリゴンスタイルのアートワークが採用されており、建物や自然環境が可愛らしく表現されています。海面には光の反射や波紋のエフェクトが施され、火山のような特殊地形からは煙が立ち上るなど、細かな演出により世界に生命感を与えています。

 『Isles & Tiles』は現在PC(Windows/Mac)向けに税込1,500円で販売中です。日本語にも対応しており、デッキ構築とコロニー建設という一見相反する要素を見事に融合させた本作は、戦略ゲーム好きにとって新鮮な体験を提供してくれるでしょう。

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