
三井住友カード株式会社は9月30日、総合交通アプリ『Pass Case(パスケース)』において、10月1日からApple Payで企画券の購入と利用が可能になると発表しました。
これにより、利用者は『Pass Case』からApple Payで簡単に企画券を購入できるようになります。購入した企画券は決済したAppleウォレットのカードと紐づけられ、対象の交通機関や観光施設等で、そのカードをApple Payでタッチすることで利用できます。
さらに、同日より対応ブランドも拡大され、これまで取り扱っていたVisaにくわえ、Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discoverでの利用も可能となります。ただし、Apple Payの対応ブランドはVisa・Mastercard・JCB・American Expressとなり、Diners ClubとDiscoverは対象外となります。
Apple Payで購入から利用まで完結

今回の機能改善により、『Pass Case』上で取り扱っている企画券をApple Payで購入・利用できるようになります。購入した企画券は決済したAppleウォレットのカードと紐づけられ、対象の交通機関や観光施設等で、そのカードをApple Payでタッチすることで利用できます。
これにより、決済から利用までiPhone一つで完結します。Appleウォレットからカードをエクスプレスモードに設定すると、iPhoneのロックを解除せず、タッチするだけで乗車が可能となり、より便利に利用できるということです。
従来の機能と利用方法
『Pass Case』では現在、交通事業者が提供する、特定の運送条件(エリア、列車、経路等)を基にお得かつ便利に移動できる企画券を取り扱っています。企画券を購入した利用者は、『Pass Case』に登録したタッチ決済対応のカードを、対象の交通機関や観光施設等の専用端末へかざすだけでそのまま乗車、利用することが可能です。
従来、『Pass Case』におけるタッチ認証は、Visaブランドのカード現物での利用に限られており、企画券購入時にはカード番号の入力、利用時にはカード現物を改札や施設の専用端末にかざす必要がありました。
利用方法と注意事項

利用方法は以下の通りです。まず『Pass Case』へ会員登録を行い、販売中のチケットページより購入する企画券を選択します。購入画面にて決済方法を選択(カード現物・Apple Pay)し、支払いを実施します。当日、購入時に選択したカード現物かApple Payを専用端末にタッチすることで利用できます。
注意事項として、Apple Payとカード現物の相互利用はできません。Apple Payもしくはカード現物で企画券を購入した場合、購入した同一の媒体で交通機関や観光施設等を利用する必要があります。
また、Apple Payで決済したカードを削除された場合、交通機関や観光施設等での利用ができなくなります。万が一削除された際は、『Pass Case』アプリ内のお問い合わせフォームより連絡する必要があります。
なお、2025年9月時点で、Google Pay(Android)での企画券の購入・利用、およびウェアラブル端末(Apple Watch)での企画券の利用は対応していません。
- Pass Case公式サイト:https://www.smbc-card.com/camp/passcase/index.html