
イオン株式会社は11月14日、公式トータルアプリ「iAEON」の電子レシート機能が2025年10月末で累計7,000万枚を突破したと発表しました。
電子レシートの利用実績
2024年6月より全国で提供を開始した電子レシートは、わずか1年で月間利用者数が約3.7倍に増加し、累計利用者数は140万人に達しています。電子レシートを利用したお客さまの約8割が継続的に利用しているとのことです。

発行された電子レシート7,000万枚を紙レシートに換算すると、1枚の平均長さ(16cm)×7,000万枚で約11,200kmとなり、これは東京からブラジルのサンパウロまでの距離に相当します。

消費者の意識変化
近年、日本では物価上昇や環境問題への関心の高まりを背景に、ペーパーレス化への関心が急速に高まっています。民間企業の調査によると、電子レシートの認知度は約4割、実際に使ったことがある人は約2割となっており、社会全体ではまだ十分に浸透していない状況です。
一方、紙レシートについては「ごみが増えるから」と感じる人が36.0%、「保管・管理がかさばるから」と感じる人が32.9%と回答しており、ペーパーレス化への需要が高まっていることが示されています。
iAEONと電子レシート機能
電子レシート機能は、iAEONアプリを通じて簡単に利用できます。会員コードをスキャンすることで、電子レシートの発行、WAON POINTの付与、AEON Payによるキャッシュレス決済など複数の機能が同時に適用されます。

さらに、2025年8月にリリースした家計管理・お得の可視化サービス『iAEONレポート』は、現在22万人のお客さまが利用しています。iAEONレポートでは、購入履歴が自動でレポート化され、月ごとの支出やカテゴリ別の集計も簡単に確認できるため、節約や予算管理にも役立つということです。
利用者の声
電子レシート利用者からは「レシートを探す手間がなくなって助かっています。スマホで確認できるのが便利です」(30代・女性)、「紙のレシートが財布にたまらなくなり、環境にもやさしいと感じています」(40代・男性)、「月ごとの支出がグラフで見られるので、節約意識が高まりました」(20代・学生)といったコメントが寄せられています。
イオンが電子レシートに取り組む理由
イオンは以下の4つの理由から電子レシートの推進に積極的に取り組んでいます。
まず、お客さまの利便性向上として、電子レシートはスマートフォン上でいつでも確認・管理が可能で、レシートの紛失や保管の手間を軽減します。返品や保証対応の際にもスムーズな対応が可能となり、より快適なお買物体験を提供します。
次に、環境への配慮として、紙レシートの削減は紙資源の節約やCO₂排出量の抑制につながります。イオンは「持続可能な社会の実現」に向けた取り組みの一環として、ペーパーレス化を積極的に推進しています。
さらに、デジタル化によるサービスの進化として、電子レシートを通じて得られる購買履歴を活用することで、よりパーソナライズされたサービスやキャンペーンの提供が可能になるとのことです。
くわえて、セキュリティとプライバシーへの配慮として、電子レシートの利用にはお客さまの同意が必要であり、データはiAEON内で安全に管理されているということです。
「電子レシートめっちゃ便利キャンペーン」開催

イオンは11月14日から12月14日まで、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県のイオン店舗で「電子レシートめっちゃ便利キャンペーン」を実施します。
キャンペーン内容として、600円(税抜)以上のお買い物で電子レシートを1枚発行するごとに、5WAON POINT(最大200ポイント)が贈呈されます。また、抽選で200名さまに1,000WAON POINTが贈呈されるとのことです。
- iAEON公式サイト:https://www.aeon.com/aeonapp/
