
株式会社CLIPは12月15日、スマートフォンひとつで誰でも簡単に切り抜き動画を作成できる新ツールを正式にローンチしたことを発表しました。
ツールの概要
このツールは、従来プロ向けソフトや高性能PCが必要だった切り抜き動画制作を、Webとスマホのみで、最短2〜3分で完結できる環境として提供します。「編集作業に時間がかかる」「プロ向けソフトの操作が難しい」「高性能PCの導入コストが高い」といった制作ハードルを根本から解消するとのことです。
導入背景
近年、切り抜き動画・ショート動画の需要は急速に拡大している一方で、制作ハードルの高さが参入障壁となっていました。
CLIPは「誰でも・すぐに・スマホだけで」切り抜き動画を作れる環境の実現を目指し、本ツールの開発・正式提供に至りました。この新ツールは、制作のハードルを取り除くことで、学生、個人クリエイター、企業のSNS担当者、IPホルダーまで、誰もが同じ土俵で切り抜き動画を作れる環境を提供します。
新ツールの主な特徴
制作時間の大幅短縮として、従来は数時間かかっていた切り抜き動画の制作工程を、最短2〜3分まで短縮できます。素材のアップロードから、切り抜き、書き出しまでを直感的な操作で完結可能です。
プロ向け編集ソフトが不要な点も特徴です。Adobe PremiereやDaVinci Resolveなどのプロ向け編集ソフトを一切使わず、すべてWebブラウザ上で完結します。専門的な編集知識がなくても、誰でもすぐに利用できます。
また、高性能PCが不要な仕様となっており、高スペックCPUや大容量メモリといった編集環境を必要とせず、スマートフォンのみで切り抜き動画の作成から投稿まで完結できるそうです。
縦型ショート動画に最適化されている点も挙げられます。TikTok、YouTube Shorts、Instagram Reelsなど、主要ショート動画プラットフォームに最適化された縦型比率、秒数設計、テロップ配置を標準搭載しています。
今後の展開
CLIPは、切り抜き動画制作から運用までを支える総合ツールへと進化させていく予定を示しています。
AI機能では、AIによる自動シーン検出機能の追加を計画しているということです。テンプレート機能では、IPごとに最適化されたテンプレートの提供を予定しています。
エンタープライズ向けには、企業向けチーム編集機能、再生数分析・改善提案機能などを順次追加する計画となっています。
代表コメント

山本真司代表取締役は「これまで切り抜き動画は、複雑な動画編集スキルや高性能な機材を扱える限られた人材だけのものでした。しかし今回のツールによって、学生や個人のファンの方でも、スマホひとつで直感的に切り抜き動画を作り、世の中に発信できる環境が整いました。これは『仕事としての編集』だけでなく、『好きなシーンを、自分の手で切り抜いて届ける』ことが誰にでも可能になるという、切り抜き動画の在り方そのものを変えるイノベーションだと考えています。CLIPは、切り抜き動画を一部のプロのものから、すべての人の表現手段へと進化させていきます。」とコメントしています。
関連リンク
- 株式会社CLIP公式サイト:https://clip.dev/
