
株式会社NEXERは12月25日、ダイワンテレコムと共同で実施した「スマホの買取相場」に関するアンケート調査の結果を発表しました。
調査概要
この調査はインターネットでのアンケート形式で、2025年12月2日から12月9日にかけて全国の男女500名を対象に実施されました。スマホの買取相場に関する認識や、実際に調べた際の感想などについて質問しています。
スマホ買取相場の認識状況
買取相場を調べたことがない方が大多数

スマホの買取相場を調べたことがあるかについて聞いたところ、88.2%の方が「ない」と回答しました。スマホの買取相場は多くの方にとって日常的に意識される情報ではないようです。
買取という選択肢自体が十分に浸透しておらず、価格を確認する前段階で行動が止まっている可能性が指摘されています。
買取相場を調べた理由

スマホの買取相場を調べたことがあると回答した方を対象に、その理由を聞いたところ、54.2%が「買い替えを検討していたため」と答えました。次いで「どのくらいの価値があるか知りたかった」と答えた方が47.5%となっています。
スマホの買取相場は「買い替え」という具体的な行動を検討する段階で、はじめて意識されやすい情報のようです。また、「価値を知りたい」という回答も半数近くを占めており、実際に売却するかどうかにかかわらず、判断材料として相場を調べる方が一定数いることがうかがえます。
買取検討状況と理由
64.4%が買取を「検討していた」

スマホの買取相場を調べた際、買取を検討していたかを聞いたところ、64.4%がスマホの買取を「検討していた」と回答しました。
買取相場を調べる行動が、そのまま「売却の検討」につながっているケースが多いことが分かります。とくに、機種代の負担軽減や不要端末の整理といった実利的な理由が目立ち、スマホを資産の一部として捉える意識が一定層に浸透している様子がうかがえます。
また、「思ったより高かった」という声からは、相場を知ることで買取への心理的ハードルが下がり、行動に移しやすくなる傾向も読み取れます。
検討していなかった理由
一方で、スマホの買取は「検討していなかった」という方は35.6%という結果でした。
スマホの買取を検討しなかった方からは「売る必要性を感じていない」という理由が目立ちました。サブ端末やWi-Fi利用など、引き続き活用する前提で考えているケースが多く、金銭的価値よりも利便性を重視する傾向が見られます。
また、「値段がつかないと思っていた」「なんとなく調べただけ」といった回答からは、買取価格に対する期待値の低さや情報不足も影響しているようです。くわえて、セキュリティ面への不安を感じる意見も見られました。
買取相場の印象
半数以上が納得している結果

スマホの買取相場を見てどう感じたかを聞いたところ、37.3%が「想像通りだった」と回答し、16.9%が「思っていたより高かった」と答えています。合計すると半数以上が買取相場に納得している様子がうかがえました。
これらの回答から、スマホの買取相場は多くの方にとって「大きなズレを感じにくい水準」で受け止められている様子が分かります。とくに、端末の使用年数やスペックを踏まえたうえで、事前のイメージと実際の相場が一致していたという声が目立ちました。
「思っていたより高かった」と答えた方の理由からは、古いモデルやバッテリー劣化があっても一定の価値が評価されるケースがあることがうかがえます。
購入価格とのギャップを感じる方も
一方で「思っていたより低かった」と答えた方も37.3%見られました。
購入時の価格を基準に考えていた方ほど、経年による価値の下落幅にギャップを感じやすい傾向が目立ちました。購入価格とのギャップから想定より低いと感じる方が一定数いることが分かります。
まとめ
買取相場を調べたことがない方が多い一方で、実際に調べた方の多くは買い替えや売却を具体的に検討している状況が分かりました。
また、買取相場については「想像通り」「思っていたより高かった」と感じた方が半数を超えています。使わなくなったスマホの価値を把握することは、次の行動を考えるきっかけになります。
関連リンク
- ダイワンテレコム公式サイト:https://shiroromu.jp/
- 調査記事詳細:https://shiroromu.jp/magazine/useful/2025/12/20251224
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