年末のふるさと納税トレンド「配送指定」「とりあえず寄付」が急増! 配送日時指定は2.5倍以上に

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 株式会社さとふるは12月25日、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」の寄付動向から見られるお礼品トレンドを発表しました。年末の駆け込み寄付シーズンにおいて、「配送日時を指定できるお礼品」「とりあえず寄付」「すぐに使えるお礼品」への関心が大きく高まっているということです。

目次

配送日時指定ニーズが大幅増加

ふるさと納税「配送日時指定できるお礼品」寄付件数2.5倍増の推移グラフ

 2025年12月前半における「配送日時を指定できるお礼品」の寄付件数は、前月同期比で2.5倍以上に増加しました。また「年内配送」に対応するお礼品の寄付件数も5.3倍以上に伸長しています。

 年末が近づくなか、受け取り時期を意識したお礼品選びが活発化している背景には、お礼品の選択肢の拡大があります。2025年12月15日時点の「配送日時を指定できるお礼品」の掲載件数は、2022年の同日時点と比較して約2.7倍に増加しており、年末年始の予定に合わせて確実に受け取れるお礼品への需要が高まっています。

さとふるの配送指定への取り組み

 ふるさと納税のお礼品には、一般的なECサイトでは取り扱いがない地域産品が多く、生鮮品が中心であることから配送日時の指定が難しいケースが少なくありません。さとふるでは、寄付者の利便性向上と地域の負担軽減の両面から、解決に向けた取り組みを進めています。

寄付者向けサービス

さとふるの配送カレンダー機能と配送月指定サービスのUI画面

 さとふるは2025年7月25日より、お礼品の配送予定や配送ステータスを一目で確認できる「配送カレンダー」と、受け取り時期を指定して申込める「発送月指定サービス」の提供を開始しました。配送予定をカレンダー形式で可視化する取り組みは、民間のふるさと納税ポータルサイトにおいて初めてとなります。

 このほか、特集ページ「お届け日時が選べるお礼品特集」の公開や、「配送指定」による絞り込み検索機能の提供など、寄付者が受け取り時期をイメージしながらお礼品を選べる環境づくりが行われています。

地域への負担軽減

ふるさと納税お礼品の発送業務を担うさとふるの自社倉庫

 配送日指定を円滑に行うため、さとふるは首都圏などで運用する自社倉庫を活用し、一部のお礼品を集約して保管・管理する配送スキームを構築しました。寄付受け付け後は、寄付者の申込み内容に合わせてさとふるが発送業務を担っています。

 この仕組みにより、従来はお礼品提供事業者が寄付ごとに行っていた個別発送業務を効率化するとともに、配送日や配送時間の指定にも柔軟に対応できるようになりました。繁忙期に集中しがちな発送作業や保管場所の確保といった負担を軽減することで、お礼品提供事業者が生産活動に集中しやすい環境が整いつつあります。

「とりあえず寄付」の動きが加速

「さとふるのあとから選べるお礼品」寄付件数5.6倍増の推移グラフ

 2025年12月前半における「さとふるのあとから選べるお礼品」の寄付件数は、前月同期比で5.6倍以上に増加しました。年末を前に、まずは寄付を済ませ、年明け以降にお礼品を選ぶ「とりあえず寄付」の動きが加速しています。

 この傾向は、制度改正前にあたる今年10月に駆け込み寄付が集中した際にも確認されており、9月には「さとふるのあとから選べるお礼品」の寄付件数が前年同月比で20倍以上に増加しました。寄付時にポイント付与を受けられる期間内に先に寄付を済ませ、あとからゆっくりお礼品を選びたいという寄付者心理が背景にあるとみられます。

 お礼品の受け取りタイミングを柔軟にコントロールできる選択肢として、「さとふるのあとから選べるお礼品」は引き続き支持を集めています。

PayPay商品券の人気も急上昇

「PayPay商品券」寄付件数3.1倍増の推移グラフ

 「PayPay商品券」の寄付件数も、前月同期比で3.1倍以上に増加しました。さとふるにおける2025年の「PayPay商品券」人気自治体ランキング(速報版)では、東京都千代田区が1位となり、都内の自治体が複数ランクインしています。

 身近な場所で「PayPay商品券」を利用できるケースが増えており、年末年始のお出かけや帰省の場面でも活用しやすいお礼品として支持を集めていると考えられます。

さとふる公式サイト

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