
デベロッパーのOpal Grave Gamesは2025年12月9日、探索型タクティカルアドベンチャー『Dissimilar』をPC(Steam)向けにリリースしました。価格は税込2,100円です。
突然の招待が明かす、隠された家族の真実

本作の主人公アメリアは、ごく普通の夜を過ごすはずでした。しかし親友に車をハッキングされ、意に反して連れてこられたのは「ヘイブン」と呼ばれる古城。幼少期に家族で休暇を過ごした思い出の場所でしたが、今回の訪問は決してセンチメンタルなものではありませんでした。
アメリアは突如として、ルールも目的も分からない謎のゲームに参加させられます。そして、このゲームが家族の隠してきた秘密を暴き出すかもしれないのです。手描き風の美しいグラフィックで描かれる古城を舞台に、ミステリアスな物語が展開されます。
グリッド戦闘とパズルが織りなす戦略的探索

本作のゲームプレイは、ターン制のタクティカルバトルと城内の探索、そして謎解きが三位一体となって進行します。戦闘では、グリッドで区切られたフィールド上でキャラクターを配置し、スキルの攻撃範囲や敵との位置関係を考慮しながら戦略を練ります。「EAGLE DIVE」のような派手なスキルエフェクトが戦況を彩り、図書館やホールといった城内の様々な場所が戦いの舞台となります。


探索パートでは、迷路のように入り組んだヘイブンの内部を歩き回ります。「Passageway(通路)」「Stage(ステージ)」「Bar(バー)」「Treasure room(宝物庫)」など、さまざまな部屋が複数フロアにわたって広がっており、それぞれの扉には「戦闘ロック」や「供物ロック」といった異なる開放条件が設定されています。壁に点在する白い三角形のアイコンは、調べられる場所やインタラクト可能なポイントを示しており、プレイヤーを自然と探索へと誘います。
モジュールシステムで戦略をカスタマイズ

本作には「モジュール」と呼ばれる能力強化システムが実装されています。たとえば「Overclock」は味方ユニットに強力なバフを与える代わりに次のターンで破壊されるというハイリスク・ハイリターンな効果を持ち、「Caustic Plasma」はプレイヤーのリソース「Plasma」を消費して敵全体を弱体化させるパッシブスキルです。
これらのモジュールを組み合わせることで、自分だけの戦術を構築できます。プレイヤーは限られたスロットに何を装備するか、戦況に応じて柔軟に考える必要があるでしょう。
個性豊かなキャラクターたちとの出会い

物語を進める中で、アメリアは様々なキャラクターと出会います。ロボットのような存在、弓を持つ戦士、仮面をつけた異形の者など、さまざまなデザインのキャラクターたちが登場し、それぞれが独自の背景と物語を持っています。

とくに印象的なのは「Charles, the Cursed One(呪われし者、シャルル)」との会話シーン。フードと仮面で顔を隠した彼は「私の呪いがあなたにも及ぶことを望まない」と語りかけてきます。こうした謎めいた人物たちとの交流が、物語に深みを与えているのです。
不穏な雰囲気が漂う古城の探索

ヘイブンの内部は、かつての栄華を偲ばせる美しさと、廃墟特有の寂しさが同居する独特の雰囲気を持っています。ステージのような構造を持つ広間には「ARISE(立ち上がれ)」というネオンサインが輝き、物語の重要なヒントを示唆しています。
また、配電盤や複雑に這うケーブル、不気味な装置が配置された薄暗い部屋など、謎解き要素を感じさせる場所も随所に見られます。裸電球の光だけが照らす空間は、探索の緊張感をさらに高めてくれるでしょう。
価格と日本語対応について

『Dissimilar』の価格は税込2,100円です。現時点では日本語には対応していませんが、本作はストーリー重視のアドベンチャーゲームであるため、英語での物語理解が重要になります。ただし、戦闘システムやマップ探索といったゲームプレイ部分は視覚的に分かりやすく設計されているため、基本的な英語力があれば十分に楽しめるでしょう。
手描きの美しいアートワーク、戦略性の高いターン制バトル、そして家族の秘密を巡るミステリアスな物語。これらが融合した『Dissimilar』は、探索と戦闘の両方を楽しみたいプレイヤーにとって魅力的な作品となっています。
