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パズドラeスポーツってどんなゲーム?大会や賞金問題も紹介

パズドラeスポーツってどんなゲーム?大会や賞金問題も

eスポーツというビデオゲームの競技が世界中で流行しており、日本でも徐々に普及しつつあります。

さまざまなジャンルのゲームで行われているeスポーツの中で、今回紹介するeスポーツのゲームタイトルは「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」です。

パズドラは2012年に開始され、新感覚のパズルゲームとして人気のあるゲームになっています。

2021年の5月には、パズドラは全世界9000万ダウンロードされていて、「全世界9000万DL達成記念イベント!」というイベントもゲーム内で開催されました。

パズドラのeスポーツは、「パズドラチャンピオンズカップ」などの大会が開催されています。

「これからパズドラのeスポーツを始めてみたい」という方はチェックしていきましょう。

パズドラeスポーツとは?どんなゲーム?

パズドラは5色+回復のドロップを縦か横に3つ以上並べて消すことで、色の属性に対応したモンスターが攻撃するというパズルRPGゲームです。

コンボをつなげたり、同じ色をまとめて消したりすると威力が上がり、相手に大きなダメージを与えられます。パズドラはパーティーを組んでダンジョンに挑戦し、パーティーの構成はリーダー+5体のモンスターです。

パズドラのモンスターはスキルとリーダースキルを持っており、ターン経過やリーダーにすることで発動できます。モンスターの能力を上げるスキルやドロップの色を変えるスキルなど、ダンジョンごとに合わせて使いこなすことが大切です。

ダンジョンに行って倒したモンスターの卵やコインを手に入れて、合成や進化でモンスターを強くします。ダンジョンに挑むために「スタミナ」が必要で、スタミナは10分で1回復するほか、ランクアップで全回復です。

また、ダンジョン以外にも「魔法石」を5個使用してガチャを回し、強力なモンスターを手に入れることも重要になります。

「魔法石」は課金で購入できるほか、パズドラ内で定期的に開催されるイベント、パズドラeスポーツの応援キャンペーンによって獲得可能です。

パズドラeスポーツ大会の種目
  • パズドラバトル
  • ランキングダンジョン
  • 8人でサクッと【対戦】

パズドラバトル

基本的に、パズドラは1人でダンジョンに挑みますが、パズドラeスポーツのトーナメント戦では1対1で対戦する場合、「パズドラバトル」で勝敗を決めることがメインです。

「パズドラバトル」のルールは両者同時に操作するターン制で、4本のHPゲージを全て破壊した選手が勝ちます。

ターンの流れは「スキル発動→パズル→ダメージ判定」の順です。スキル発動では、スキルで相手のパズルをじゃましたり、相手のスキルを相殺するなど戦略が重要になります。

ダメージ判定では、相手と同じ属性であればダメージが上回った分、違う属性であればダメージがそのまま相手のダメージです。

1ターンで最大1本のHPゲージのみ破壊可能なので、与えるダメージ量の調整も大切になります。

パズドラeスポーツの「パズドラバトル」はパズル力だけでなく、スキルを発動するタイミングや相手の戦略に合わせた戦術などの駆け引きを楽しめる内容です。

ランキングダンジョン

パズドラeスポーツの予選大会では、「ランキングダンジョン」で決勝大会に出場する選手を決めます。

開催期間中であれば「ランキングダンジョン」に何回でも挑戦でき、大会に出場できる選手はスコアの高い人です。

「ランキングダンジョン」では、制限時間300秒で6バトルあるダンジョンに挑戦し、ダンジョンクリアとクリア時のスコアで競い合います。

「消し方ボーナス」による加点や、制限時間を1秒超えるごとに減点などで、スコアが増減されるのです。挑戦前に戦略をたてたり、何回も挑戦したりして、パズドラeスポーツの予選大会を突破しましょう。

また、「ランキングダンジョン」はランク90以上のプレイヤーのみ参加できるので、これからパズドラを始める人はランク上げが必要です。

8人でサクッと【対戦】

パズドラeスポーツの大会では、「8人でサクッと【対戦】」で複数人の選手が同時に対戦して勝敗を決めることもあります。

「8人でサクッと【対戦】」のルールは、8人同時に決められたパーティーで同じダンジョンに挑戦し、クリア時のスコアで勝敗が決まるのです。平均コンボや残りタイムなどによって、スコアは増減します。

さらに、「8人でサクッと【対戦】」ではスキルとリーダースキルが専用のものに変わり、いつものパズドラとは違った戦いを楽しめるモードです。

パズドラeスポーツを種目にしている大会

パズドラeスポーツを種目にしている大会を3つ紹介します。所有するライセンスによって参加できる大会が異なるので、チェックしていきましょう。

  • 全国都道府県対抗eスポーツ選手権パズドラ部門
  • 東京eスポーツフェスタ presents パズドラチャレンジカップ
  • パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW

各大会のルールと賞金も解説するので、あわせて参考にしてください、

全国都道府県対抗eスポーツ選手権パズドラ部門

1つ目のパズドラeスポーツ大会は「全国都道府県対抗eスポーツ選手権パズドラ部門」です。

2021年は三重で開催されたパズドラeスポーツ大会で、全国都道府県対抗eスポーツ選手権2021MIE実行委員会が主催でした。

大会ルール

「全国都道府県対抗eスポーツ選手権パズドラ部門」では、「全国予選」と「ブロック代表予選」、「本戦」の3つに分かれています。全国予選で使用されるモードはパズドラの「ランキングダンジョン」です。

パーティーは固定で期間中であれば何度でも挑戦でき、46都道府県で各2名、主催の都道府県の特別枠で8名、合わせて100名がブロック代表予選に進めます。

ブロック代表予選では、都道府県の地区ごとに7ブロックに分けられ「パズドラバトル」で対戦し、本選に出場できる選手は各ブロックの上位2名です。

本戦も「パズドラバトル」で対戦し、14名の中から優勝者を決めます。ブロック代表予選と本戦のルールは、2本先取のトーナメント戦です。「パズドラバトル」で引き分けの場合は再試合します。

事前に登録した最大4パーティーの中から1つ選んで対戦し、1度使用したパーティーは同じ試合では選べません。

使用できるリーダーとモンスターは、各大会開催時期の SEASON で決められたモンスターのみで、登録する4チームは全て異なるモンスターにする必要があります。

大会の参加費は無料なので、パズドラの「ランキングダンジョン」をプレイできる人は挑戦しましょう。

賞金

「全国都道府県対抗eスポーツ選手権パズドラ部門」の賞品は、1位、2位、3位の選手それぞれ金メダル、銀メダル、銅メダルです。

さらに、1位の選手はジャパン・eスポーツ・プロライセンス認定権利を獲得できます。また、「みんなで本戦出場選手を応援しよう!」というキャンペーンも開催されました。

本選に出場した14名の選手の中から、優勝すると思う選手のブロックを予想して、パズドラ内から応募できます。予想が的中した人がもらえる賞品は、パズドラ内アイテムの「魔法石」10個です。

さらに、優勝選手がいるブロックごとに、明治のお菓子2カートンを抽選で30名にプレゼントというイベントもありました。

東京eスポーツフェスタ presents パズドラチャレンジカップ

2つ目のパズドラeスポーツ大会は「東京eスポーツフェスタ presents パズドラチャレンジカップ」です。

東京eスポーツフェスタ2022実行委員会や、一般社団法人日本eスポーツ連合などが主催のパズドラeスポーツ大会になります。

プロライセンスをもつ選手は参加できない大会なので、アマチュア選手にも勝つチャンスがある大会です。

大会ルール

「東京eスポーツフェスタ presents パズドラチャレンジカップ」は、アマチュア選手のみが出場できる大会で、「予選」と「決勝トーナメント」があります。

予選では、パズドラの「ランキングダンジョン」でスコアを競い合い、決勝トーナメントに進める選手は48名です。固定のパーティーで、大会開催期間中に何回でも挑戦できます。

決勝トーナメントの内容は、パズドラの「8 人でサクッと【対戦】」です。1回戦目では、48名の出場選手を 8 ブロックに分け、3試合の合計スコアの高い選手8名が決勝戦に出場できます。

決勝戦で8名の選手が競い合い、スコアが最も高い選手が優勝です。上位選手のスコアが同じ場合は、勝敗がつくまで再試合します。

参加費は無料なので、興味のある方は予選に出場してみましょう。

賞金

「東京eスポーツフェスタ presents パズドラチャレンジカップ2022」の決勝戦で優勝すると、パズドラeスポーツのプロライセンス認定権利と東京都知事杯を獲得できます。

パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW

3つ目のパズドラeスポーツ大会は「パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW」です。

賞金制のパズドラeスポーツ大会で、プロライセンスをもつ選手のみが参加できます。

大会ルール

「パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW」では、すべてトーナメント方式で戦う1対1の個人戦です。

14名の選手が「パズドラバトル」で対戦し、2本先取した選手が勝ち、引き分けの場合は再試合になります。パーティはあらかじめ登録した4つの中から1つ選び、同じ試合で同じパーティを選べません。

使用できるリーダーとモンスターは、決められているモンスターのみで、登録する4チームですべて異なるモンスターのみ選択可能です。

さらに、「白光炎隼神・ホルス」など大会で使用できないモンスターもあり、使用制限の中でパーティを組む必要があります。対戦前には、各選手のチームリーダーの情報が公開されるので、チームリーダーからどういうパーティー構成なのか推測するのも大切です。

まずは、「パズドラチャレンジカップ」などのパズドラeスポーツの大会に出場し、プロライセンスを獲得しましょう。

賞金

「パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW」の賞金は総額500万円です。

優勝者には300万円、準優勝者には100万円、同率3位の選手にはそれぞれ50万円の賞金で、トロフィーもそれぞれもらえます。

さらに、決勝大会の8名の中で優勝する選手をパズドラ内で予想するというキャンペーンも開催されました。

予想が当たった人には、パズドラ内のアイテム「魔法石」が10個、キャンペーンに参加した人の中から、抽選で50名には「UNO」がもらえます。

おかしい?パズドラeスポーツで生じた賞金問題

パズドラeスポーツ大会が盛り上がっていますが、パズドラeスポーツ大会で賞金を受け取れなかったという賞金問題が話題になりました。

2019年の「パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW」で優勝した「ゆわ選手」が、大会の優勝賞金である500万円を獲得できませんでした。

獲得できなかった理由は、「ゆわ選手」が所有しているジュニアライセンスの規約によるものです。JeSUが発行するライセンスには、プロライセンスとジュニアライセンス、チームライセンスがあり、ジュニアライセンスは13歳以上15歳未満に発行されます。

しかし、ジュニアライセンスには、「ジュニアライセンス保持者は、JeSU が IP ホルダーその他関係者と協議の上で別に定める場合を除き、予め賞金(報酬)を受領する権利を放棄するものとする」という規約があります(出典:一般社団法人日本eスポーツ連合「JeSU公認プロライセンス規約」)。

そのため、ジュニアライセンスをもつ「ゆわ選手」は、500万円の優勝賞金を手にできませんでした。

賞金問題は日本のeスポーツが普及しない理由の1つであり、日本でeスポーツをより盛り上げるために解決すべき課題かもしれませんね。

まとめ

パズルゲームで人気のある「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」のeスポーツ大会について紹介しました。

パズドラのeスポーツは、「パズドラチャンピオンズカップ」や「パズドラチャレンジカップ」などの大会が開催されています。

大会の動画は無料で視聴できるので、大会の様子を1度チェックし、「パズドラのeスポーツに挑戦してみたい」という方は、大会に挑戦してみましょう。