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BTOパソコンの自由度はどのくらい?カスタマイズ性の高いメーカーも紹介

BTOパソコンの自由度はどのくらい?カスタマイズ性の高いメーカーも紹介

自分の用途に合ったPCを、コスパ良く購入できる「BTOパソコン」。

自由度が高くカスタマイズできるのがメリットですが、「具体的にどの部分のパーツを選ぶことができるか」疑問を持ったことはありませんか?

本記事では、BTOパソコンの自由度について簡単に解説していきます。

BTOパソコンの購入を検討中で、どの部分をカスタマイズできるのか知りたい方におすすめの内容となっています。

また、初心者の方でも今自分の使用しているパソコンにもの足りなさや、自分に合ったパソコンが欲しいと感じている方も要チェックです。

カスタマイズできる項目はほとんどのショップで決まっているので、全てのPCパーツに関する知識が無くても、BTOを利用できるので安心してください。

BTOパソコンはどこをカスタマイズできる?

BTOパソコンでカスタマイズできるのは、主に以下の部分です。

  • OS・ソフトウェア
  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ
  • グラフィックス
  • 光学ドライブ
  • CPUクーラー
  • 電源
  • 周辺機器・オプションパーツ
  • 各種サービス

パソコンのスペックを決める重要な部分はひと通り選択できるので、組み合わせの自由度は高くなります。

上記項目でもショップによって選べなかったり、逆にさらに細かい部分まで選択できたりするため、どれだけカスタマイズをしたいかでショップを選んでも良いでしょう。

OS・ソフトウェア

「OS(オペレーティングシステム)」は、パソコンの様々なソフト・アプリケーションを動かすために必要なものです。

WindowsOSかMacOSが2トップで、近年GoogleのChromeOSも有名になってきました。どのOSでも入れられるわけではなく、大抵は最新のバージョンのOSを選択可能です。

どうしても古いOSを入れたい場合は、「OSなし」を選べるBTOメーカーもあるので、後から自分で入れる必要があります。

また、32bitか64bitかの選択を迫られることも稀にありますが、大きな違いは使用できるメモリ容量の差です。

基本的には現在64bitが主流なのでこちらを選んでおけば問題ありません。

CPU

「CPU」はパソコン内の処理や制御を行う頭脳にあたり、性能が高い程処理能力が上がります。

動画制作やゲームなど高い処理能力を必要とする方は、高性能のCPUが必要です。

一方で、文書の作成やインターネットで簡単な検索を利用する程度であれば、そこまで高い性能のCPUは必要ありません。

例えば、2022年現在Corei5以上あればゲーミングPCとしても利用可能なレベルですが、できればCorei7が推奨とされています。

性能が上がる程価格も高額になるので、高性能であれば良いというわけではなく、自分の用途に応じた製品を選ぶのが良いでしょう。

製品はIntel製とAMD製が一般的で、CMでも見かける「インテル入ってる?」はCPUのことです。

メモリ

「メモリ」が多ければ、複数の作業を同時に進行可能です。

例えば、パソコンでゲームをしながらボイスチャットを繋いだり、動画を流しながらブラウザなどのアプリケーションを同時操作したりと、複数のソフトを起動する時にメモリが必要になります。

あまりマルチタスクで作業を行わないという方も、実はセキリュティソフトが動いていたりして、複数のソフトが同時起動されていることは意外とありがちです。

メモリの容量としては、4G・8G・16G・32Gが一般的で、ハイエンドなモデルになると64Gや128Gのものもありますが高額になります。

一般的なネットサーフィンやYoutubeの動画視聴などが目的であれば8GB、ゲーミングPCや動画編集などに利用する場合は最低でも16GB以上は欲しいところです。

CPU同様に性能が高ければよいというわけでもないので、用途に応じたメモリを選ぶのを意識するのが良いでしょう。

ストレージ

「ストレージ」とは記憶媒体のことで、HDDやSDDと言った機器のことを指します。

容量が500GBや1TBなどの表記で、PCパーツの中では家電量販店でも目にする機会の多いモノです。

ストレージには大きく分けると3種類あります。

  • HDD
  • SSD
  • M.2 SSD

下に行くほどデータの読み込みが早く、静音性にも優れているのが特徴で、価格も高額になっていきます。

ゲームなど、データの転送速度が重要な場合はHDDだとカクつく場合があるため、SSDを使用するのが良いでしょう。

容量は多いに越したことはありませんが、SSDなら240GB~512GB程あれば3Dのゲームでも十分に対応可能です。

ゲーム1本の容量は大体30GB~100GBくらいで、多いものでも200GBを超えるものは稀です。

またSSDは比較的高額なので、動画や写真等の保存用には1~4TBほどの大容量HDDを併用することでコストを抑えられます。

グラフィックス

「グラフィックス」はグラフィックカード、グラフィックボード(グラボ)、ビデオカードとも呼ばれ、パソコンの画像や映像の処理に使用されるパーツのことです。

高解像度の映像・画像を描画する能力が向上するため、ゲームや動画編集・製作などを目的とする方や、フルHD以上の解像度のディスプレイを使用している方はグラフィックスを取り付けるのが良いでしょう。

一方、グラフィックスは無くてもパソコン自体は動作します。ただし、グラフィックスはPCパーツの中でも消費電力が高いパーツです。

そのため、グラフィックスを後付けしようとしても、電源ユニットが消費電力に対応できない場合があるため、増設に手間がかかるパーツとなっています。

ゲームや高画質の動画視聴、動画編集などを行う人は予めグラフィックスを搭載しておくのが良いでしょう。

選べる製品はショップによって異なりますが、ハイクオリティな画質を求めない場合は「NVIDIA GeForce GTX」シリーズなどがコスパがよくおすすめです。

光学ドライブ

「光学ドライブ」は、CD・DVD・Blu-rayなどを読み取るパーツで、既製品であれば大抵の場合付属していますが、BTOパソコンは取付の有無を選択できます。

パソコンでDVDなどの読み取りを行わない方には不要で、USBで後から外付けも可能。

使用頻度によって取り付けるどうかを選択するのが良いでしょう。付ける場合は、Blu-rayまで読み取れる光学ドライブがおすすめです。

CPUクーラー

「CPUクーラー」は、長時間使用すると熱をもって動作が不安定になりがちなCPUを冷却するパーツです。

大抵は扇風機のようなファンを回転させて冷やす空冷式のCPUクーラーがついています。

CPUはかなり熱を持ち、パソコンの寿命を縮めることにもつながるので、長時間使用する頻度が多い方や、CPUに負荷がかかる作業を行う方はグレードアップして高性能なものと取り付けると良いでしょう。

より冷却性能を上げたい場合は、パイプを通る水でCPUを冷やす水冷式のクーラーを選択すれば静音性にも優れ、特にゲームなどで利用する方にはおすすめです。

電源

CPUやグラフィックスは多くの電力を消費するので、「電源」の選び方も重要です。

自作PCだと複数の規格などがあるので難しい部分ですが、BTOパソコンなら最適なものが選択肢として提示されるので、容量と変換効率を見ておけば大丈夫です。

目安として、容量はパソコン全体で必要な消費電力に対して、2倍の電力を供給可能な電源を選ぶのが良いとされています。

大抵500W程のものが標準搭載されており、通常のネット利用やゲーム程度ならカスタマイズしなくても十分対応できます。

一方、動画配信や動画制作などを行うような場合には1000W程度の大容量のモノを選ぶと良いでしょう。また、変換効率は高い程発熱が少なくなるという特徴があります。

BTOパソコンの場合、「80PLUS認証」と呼ばれる、変換効率が80%以上あることが証明された電源が選べることが多いです。

80PLUS認証の中でも6段階に性能が分かれますが、予算に余裕があればアップグレードを検討しても良いでしょう。

周辺機器・オプションパーツ

BTOパソコンは大抵の場合本体のみで、ディスプレイなどは別途購入になります。大抵はオプションで付属できるため、面倒な場合は付けてしまっても良いでしょう。

ディスプレイだけならAmazonなどでも購入可能で、少しでもコストを抑えたいという方は別売りのものでもOKです。

他にはスピーカーや無線LAN、キーボード・マウス、カードリーダー、Officeなどもオプションがほとんど。

特に無線LANはノートパソコンなら標準装備されていることが多いですが、デスクトップはカスタマイズになるパターンが多いので要注意です。

いずれも片っ端から付けていくと高額になってしまうので、用途によってどれを付属するか検討しましょう。

各種サービス

パソコンの保証期間延長や引っ越しサービス、初期設定、出張修理などがオプションサービスとして選択できます。

内容はショップによって異なりますが、不安な場合は付けても良いでしょう。

カスタマイズ自由度の高いBTOパソコンメーカー3選

カスタマイズの自由度が高いBTOパソコンメーカーを3社ご紹介します。ラインナップは下記の通りです。

  • SEVEN
  • VSPEC
  • PCワンズ

ドスパラやパソコン工房といったショップはコスパが高くBTO初心者にもオススメなのに対し、上記はカスタマイズの自由度が高い代わりに価格面もハイエンドなモデルがあり、やや上級者向けのショップとなっています。

SEVEN

「パソコンショップSEVEN」はカスタマイズ性の豊富なPCショップとして有名です。

特にケースの種類が豊富で、その自由度の高さはBTOならではの醍醐味を味わうことができるはず。

水冷式クーラーや、OS非搭載のパソコンも購入可能で、グラフィックボードの選択肢も充実している点がメリットです。

一方で、価格表記が税抜で、OS非搭載の価格が前面に出されているため購入時はやや割高な印象を受けるかもしれません。

しかし、セールは値引き率も高く、カスタマイズで性能を下げればしっかりと価格も下がるのは良い点。

必要な性能をしっかりと見極められる、特に中上級者向けのショップとなっています。

SEVENの公式サイトを見る

⇨SEVENの口コミ・評判を見る

VSPEC

「VSPEC」は自作PC並みにカスタマイズが可能で、自由度の高さは随一のショップです。

「コスパよりもこだわりのパソコンを手に入れたい」という上級者向けで、中には80万円以上するハイエンドモデルも取り扱っています。

各パーツの選択肢も充実しており、保証期間も1年間付属なため自作よりも安心材料が豊富です。

BTOパソコンを購入したことがあり、さらに細かくカスタマイズをしたいという方におすすめのショップとなっています。

VSPECの公式サイトを見る

⇨VSPECの口コミ・評判を見る

PCワンズ

「PCワンズ」は大阪に実店舗も構えているPCパーツショップで、BTOパソコンのネット販売も行っています。

最大の特徴はパーツが届いて自分で組み上げる必要があるという点。

面倒だったり難しいという方には組立済みのフルカスタマイズPCや、別料金での組み立てサービスもあるので安心です。

PCパーツについての知識はほぼ必須の上級者向けショップですが、分からないことは問い合わせれば丁寧に教えてくれると評判の良いショップでもあります。

「BTOも良いけど自作PCに挑戦してみたい」という方にオススメです。

PCワンズの公式サイトを見る

まとめ

BTOは用途に合ったパソコンをコスパ良く手に入れることが可能で、そのカスタマイズ性の高さが魅力のひとつ。

ショップによって自由度は異なり、初心者向けから上級者向けまでさまざまです。

なかには自作PCと遜色ないレベルの自由度が特徴のショップもあるので、興味ある方や、こだわりのある方は利用してみましょう。

パソコンにあまり詳しくないという方には、選択項目が少なく、分かりやすく解説してくれるショップもあるので、ぜひ挑戦してみてください。

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