AppBank の主任です。
Mac Rumos によると、日本のパーツ販売店 MOUMANTAI が iPhone 5S 用と思われるロジックボードの写真を複数公開しました。
iPhone のロジックボードは A シリーズプロセッサのほか、ストレージとして使うメモリ・SIM カードスロットなどが搭載される、重要なパーツです。
公開されたロジックボードにはチップなどの部品が搭載されておらず、ロジックボードの製造過程で流出した部品であると考えられます。
以下は Mac Rumors が作成した比較画像。左が MOUMANTAI が公開したロジックボード、右が iPhone 5 のロジックボード（表側）です。
ほとんど変わらないように見えますが、iPhone 5 のロジックボードと比べると、パーツが配置される場所・固定用の穴の位置などが微妙に異なっています。
そのため、現行の iPhone 5 とは異なるデバイス用のロジックボードではないか、と推測することができます。
さらに Mac Rumors によれば、iPhone 5 のロジックボードに比べて横幅が狭いものの、搭載されるプロセッサのサイズは変わらないようです。
iPhone 5 ではロジックボードの隣にバッテリが配置されています。iPhone 5S ではロジックボードを細くすることで、バッテリの容量を微増させるのでしょうか？
ディスプレイパーツも流出か。ロジックボードと互換性？
さらに Mac Rumors は別の記事で、iPhone 5S 用と思われるディスプレイパーツの写真も掲載しています。
（画像引用元：iPhone 5S Display Assembly Surfaces, Appears to Fit Leaked Logic Board – Mac Rumors）
記事によれば、iPhone 5 向けのディスプレイパーツと大きく異なるのは「コネクタ」。この形状が、先ほどのロジックボードのコネクタ位置に似ています。
以上のことから、ディスプレイパーツとロジックボードは同一の製品を組み立てるためのパーツであることが考えられます。
iPhone 5Sの外観はほとんど変わらない？
ロジックボード・ディスプレイパーツが iPhone 5S 用であるとすれば、今秋にも発表される iPhone 5S の外観は iPhone 5 とほとんど変わらないと考えられます。
いずれのパーツもサイズやデザインが大きくは変化していないからです。
iPhone 3G と 3GS・iPhone 4 と iPhone 4S のように、これまでの製品開発の手法から考えても、iPhone 5S は iPhone 5 のアップグレード版である可能性が高いでしょう。
参考（順不同）
- Photos of Bare iPhone 5S Logic Board Surface, Slightly Narrower Than iPhone 5 Board [Updated] – Mac Rumors
- iPhone 5S Display Assembly Surfaces, Appears to Fit Leaked Logic Board – Mac Rumors
