なぜApple Watchの背面センサーは緑色に光るのか?

[PR] 本ページで紹介しているECサイトやメーカーなどから購入実績などに基づいて手数料を受領する場合があります。



» なぜiPhoneは「バッテリー残量1%」になってからしぶといのか




Apple Watchを装着していると、突然、背面が緑色に光ることがあります。

これは、心拍数を計測する光学式心臓センサーによるものです。しかし、なぜ緑色の光なのでしょうか?



*Category:テクノロジー Technology|*Source:Apple Explained ,Wikipedia(英語)

Apple Watchの背面センサーが緑色に光る理由

Apple Watchの背面センサーの光が緑色なのは、「光電式容積脈波(photoplethysmography)」と呼ばれる技術を採用しているためです。


難しそうに聞こえるかもしれませんが、考え方はとてもシンプルです。血液は赤色の光を反射し、緑色の光を吸収するため、赤く見えます。

心臓センサーはこれを利用して、緑色のLEDライトと光に反応するフォトダイオードセンサーで手首に流れる血液の量を測定します。心臓が拍動しているときは、手首の血流が多くなり、緑色の光の吸収量も多くなります。対して、拍動と拍動の間は、それが少なくなります。


また、緑色のLEDライトは実際には1秒間に数百回点滅しています。 この速度では、私たちの目は個々の点滅を識別することができず、単に緑色に光り続けているように見えます。

しかし、緑色の光がいつもよりずっと明るいと感じたことがあるなら、それにも理由があります。心臓センサーの信号が弱くて血流を検知できない場合、それを補うためにグリーンの光を明るくし、点滅速度を上げるように設計されているのです。


これは一般的に、緩めのバンドを装着している場合や、手首の位置が一定で時計が肌に触れない場合に起こります。

しかし、Apple Watchが1日中心拍数を記録しているにもかかわらず、緑色の光が常時点灯しているわけではありません。これは、Apple Warchに赤外線センサーを使って心拍数を測定する、もう一つの方法に対応しているためです。


このセンサーは、緑色のLEDよりもはるかに少ないバッテリーで、10分ごとにバックグラウンドで計測を行うように設計されています。ただし問題は、精度が低いことです。

そのため、赤外線センサーの精度に問題があるとApple Watchが判断すると、代わりに緑色のセンサーに切り替わります。ちなみにほとんどのスマートウォッチの背面センサーは緑色に光りますが、これも同じ理由です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

新着記事

マックスむらいの最新ドッキリ動画

目次