Appleはなぜ最新MacBook Proで「Touch Bar」を廃止したのか?

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Touch Bar」が使いづらかった理由とは?

Touch Barはなぜ、使いづらいと評価されてしまったのでしょうか?まず考えられるのは、Appleが「Touch Bar」の機能を改善しなかった点です。

「Touch Bar」では、「チャット中に絵文字に素早くアクセスしたり」「写真編集アプリでツールを調整したりできる」とショートカットを評価するユーザーもいました。しかし、その機能が他のアプリに拡張されることはありませんでした。その結果、ユーザーからの評判は良くないものになってしまいます。


「Touch Bar」は「MacBook Pro」に限定された機能だった為、サードパーティのアプリの開発者達は自社のアプリで「Touch Bar」を活用することは少なかったのです。そのため、一部のユーザーにしか恩恵を与えない「Touch Bar」対応Macアプリの開発は、Appleが想定した以上に進みませんでした。

そして「Touch Bar」にも欠点がありました。それは「ファンクションキー」と「Escapeキー」の列をタッチセンサー式ボタンに変更したことです。この仕様変更によってミスタイプが増えたり、キーボードに視線を落とす必要ができてしまう、などの要素が「作業を遅らせる」とユーザーから不評でした。


その後、16インチ「MacBook Pro」で「Escapeキー」が物理キーに戻されましたが、「Touch Bar」はユーザーにとって、便利ではなく不便なものになっていました。


そしてAppleにとっても、「Touch Bar」の搭載にはコストがかかります。そのためAppleは結局、「Touch Bar」はコストに見合うほどユーザーにとって価値のある機能ではない、という結論を出し、新型「MacBook Pro」では完全撤廃したのです。

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