Apple CEO「それならAndroidを買えばいい」iPhoneでは絶対に譲れないこと

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プライバシー保護におけるAppleの「3つの戦い」


クックCEOは1つ目の戦いとして「ユーザーの監視を土台にしたデータ産業」から人々を守ることを挙げました。これは、データ収集を行う企業が、ウェブサイトやアプリから取得する情報を指します。

同氏はこれをストーカーのような存在に例え「もし、日常生活でユーザーの後をついて回り、その行動をすべて記録している人がいたとしたら、誰もそれを許さないだろう」と述べました。

次に挙げたのが「データの盗難からの保護」という戦いです。「我々は長い間、セキュリティはプライバシーの基礎だと言ってきました。個人データが平気で盗まれるような世界では、プライバシーは存在しませんから」とクックCEOは指摘します。

そして3つ目が「(Appleの)プライバシーとセキュリティを危険にさらす可能性のある規制」との戦いです。これにはサイドローディングの許可を強制する規制によって、App Storeを経由しないアプリがiPhoneなどにインストールされることを含みます。

「これは、データを欲しがる企業が私たちのプライバシー規則を回避し、再びユーザーの意思に反し、ユーザーを追跡することを可能にするでしょう」とクックCEOは語り、 さらに、悪質なハッカーがAppleのセキュリティ保護をかいくぐるかも知れないと述べました。

クックCEOはさらに、これらの規制の問題点について以下のように指摘しました。


これらの規制は、人々に選択肢を与えるだけで害はないと主張していますが、より安全な選択肢を奪うことは、ユーザーの選択肢を増やすのではなく、減らしてしまうことになるのです。

また、企業がユーザーデータを搾取したいがためにApp Storeから撤退することを決めた場合、プライバシーとセキュリティが保護されない可能性のある代替のアプリストアを使用するよう、人々に大きなプレッシャーを与える可能性があります。

Appleはストアの独占問題に関する様々な規制に直面しており、難しい立場に追い詰められています。しかし、Appleとして譲れない最後のラインはやはり「アプリのサイドローディング」という点なのでしょう。

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