Appleは「スティーブ・ジョブズの哲学」を失ったのか?

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現CEOティム・クックが製品開発で大切にしていることとは?

ティム・クックが製品を開発する際に大切にしていることの1つは「急がず最高の製品を作ること」です。これが示されているクックの功績が、Apple Watchの開発です。


クックは「Apple Watch」の開発を主導した際、製品の市場投入を急がせることはなく、最高の製品が作れるまで時間をかけました。結果として、今では世界で最も人気のあるスマートウォッチとなっています

そして「AirPods」を開発した際も、妥協はしませんでした。そして、発売後当時1番人気だったSONYを抜き、Appleは世界1位のヘッドフォンメーカーになったのです。

さらに、大改革となった「iPhone X」ではiPhone史上最高の進化を遂げ、それまでのどのモデルよりも販売数を伸ばす事に成功しています。


クックは決して短期的な利益を重視しているわけではなく、ジョブズと同じように素晴らしい製品を作ることにこだわっているのです。

決して利益だけを追求しているわけではないという事は、「AirPower」のプロジェクトを思い出せば納得できるはずです。Appleは2017年の「iPhone X」の発売と同時に「AirPower」という独自のワイヤレス充電パッドを発表しました。


当初「AirPower」は2018年初頭までに完成する予定でした。しかし、2018年が過ぎ、2019年初頭になっても発売される事はありませんでした。そしてAppleは「AirPowerは我々の高い基準を達成できないと判断し、プロジェクトを中止しました」という声明を発表したのです。

クックは妥協した「AirPower」をリリースすることを嫌い、発売自体をやめてしまったのです。もし、クックが利益を上げることしか考えていなかったら、何百万ドルもの損失を出してしまうようなこの決断はしなかったでしょう。


今でもAppleは、「本当に優れた製品は、本当に優れた利益を生み出す」というスティーブ・ジョブズの哲学をしっかり引き継いでいるのです。

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