1日700万円も稼いだ伝説的ゲームアプリ「Flappy Bird」がたった1年で削除された理由

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世間を熱狂させた「Flappy Bird」というスマホゲームがあります。このゲームを制作したDong Nguyenは、ゲームの広告収入で1日5万ドル(約700万円)を稼いでいました。しかし、リリースから1年も経たないうちにApp StoreとGoogle Playからこのゲームを削除してしまいました。

人気のゲームを削除した理由について、海外YouTubeチャンネル「Newsthink」が解説しています。




*Category:テクノロジー Technology|*Source:Newsthink,wikipedia

中毒性のあるゲームアプリ「Flappy Bird」の誕生秘話


Flappy Birdは、画面をタップして鳥を飛ばし、パイプを避けると得点が入り、地面に落ちるとゲームオーバーになるというゲームです。このゲームは、中毒性が高く、開発者の人生を狂わせました。

このゲームの物語は2013年、ベトナムのハノイから始まります。開発者のドン・グエン氏は、両親と暮らす28歳のプログラマーでした。彼は、タクシーの位置情報端末のプログラミングで生計を立てていました。

10代の頃、彼はスーパーマリオブラザーズのようなビデオゲームに夢中になり、コーディングも学び始めました。 彼は、アングリーバードというアプリで遊んでいるとき、ゲーム内でいろいろなことが起こりすぎると思いました。

それがきっかけで、Flappy Birdを作ろうと思ったそうです。彼は、外出先でも遊べるようなもっとシンプルなものを作りたかったのです。

ドン・グエン氏は、2013年5月24日にFlappy BirdをApp Storeにリリースしました。そして、2014年初めにはGoogle Playにも公開されました。

彼はこのゲームを無料にすると決め、ゲーム内の広告で月に数百ドル稼げればいいと考えていました。当初、Flappy Birdはあまり注目されませんでした。なぜなら当時、毎月何万もの新しいアプリが登場し、競争が厳しかったからです。

しかし、リリースから8ヵ月後、奇妙なことが起こります。人々がこのゲームについて話し始めたのです。 ユーザーからは「どれくらいハマっているか」「どんなに悔しい思いをしたか」「負けると罵声が止まらない」などの声が続出しました。

Flappy Birdは、アタリ社の共同創業者であるノーラン・ブッシュネルの「最高のゲームはすべて、最初は簡単で、マスターするのは難しい」という信条を忠実に守っていました。

ほとんどのユーザーは、最初の10本くらいで負けてしまいます。10点以上取れれば上出来です。しかしユーザーは、プレイするたびに、もっとうまくできるはずだと感じ、何度も挑戦しました。

Flappy Birdは、ピンポン玉をできるだけ長く弾く遊びにヒントを得ています。フラッピーが急降下するたびに、自分もそれに乗っているような感覚になります。シンプルながらも、ユーザーをのめり込ませる魅力があったのです。

2014年1月までに、このゲームはチャートでトップになり、米国を含む数カ国で最もダウンロードされたアプリとなります。

有名YouTuberである「PewDiePie」が、Flappy Birdをレビューしたことも人気のきっかけになり、2014年2月までに、Flappy Birdは5,000万回以上ダウンロードされ、ドン・グエン氏は1日に5万ドル(約700万円)の広告収入を得るようになりました。


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