iPhoneが4倍早く「使用不能」になる新機能のワナ
最新のiPhoneといえども電池が切れて使用不能になれば、ただの文鎮。いうまでもないことですが、バッテリーのもちは極めて重要な問題です。そんなiPhoneのバッテリー消費に大きく関わる新機能について、海外YouTubeチャンネル「SimplyPops」が検証しています。
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iPhone 14 Proは「常時表示オン」でどれだけバッテリー消費が多くなるのか?
「iPhone 14 Pro」には、端末がスリープの状態でも時間や通知を表示してくれる「常時表示」機能が搭載されています。この機能は多くのAndroid端末にすでに搭載されていますが、消費電力が多くなってしまうのが長年の課題でした。
ようやくこの機能を搭載したAppleですが、多くのAndroid端末とは違い、iPhone 14 Proには、最低1Hzで駆動するProMotionディスプレイが搭載され、常時表示機能のバッテリー消費が最低限に抑えられています。では実際のところ、常時表示はどれほどバッテリーを消費するのでしょうか?
テストでは、「画面オフ」「常時表示オン(黒背景)」「常時点灯オン(カラー)」の3つの設定のiPhone 14 Proが並べられています。有機ELの仕組み上、黒い部分は発光しないため、画面に占める黒い範囲が広ければ広いほど、バッテリー消費は少なくなるはずです。
テストは100%からスタート。左から、「画面オフ」「常時表示オン(黒背景)」「常時点灯オン(カラー)」の設定です。
まず、最初にバッテリーが残り1%になったのは「常時点灯オン(カラー)」設定のiPhone 14 Pro。バッテリー切れまでの結果は59時間でした。
この時点で、「画面オフ」の端末は残り75%、「常時表示オン(黒背景)」の端末は残り16%と大きな差がついています。
次に「常時表示オン(黒背景)」のiPhone 14 Proが残り1%に。バッテリーが切れたのはテスト開始から70時間後でした。この時点で、「画面オフ」の端末のバッテリー残量は70%です。
この時点でテストは終了しています。単純計算では「画面オフ」のiPhone 14 Proは約233時間バッテリーがもつ計算となるため、「常時点灯オン(カラー)」の状態では、オフの状態よりも約4倍早くバッテリーを消費している計算になります。
とはいえ、普通に使っていればもっとバッテリー消費は早いため、体感としてはそこまで大きな差はないはずです。「常時点灯オン(カラー)」の状態では、1時間あたり約1.26%、1日に換算すると約30%余分にバッテリーを消費する計算です。
このバッテリー駆動時間の減少よりも、常時表示にメリットを感じるのであれば、この機能をオンにしておくのもアリでしょう。また、今回のテストでは、黒背景はバッテリー消費が少なくなることが実証されているため、できるだけ黒い部分の多い画面を選ぶと良さそうです。
ちなみに常時表示は、特定の時間帯やポケットの中にある場合など、必要がない状況では暗くなるようになっています。そのため、実際の使用ではバッテリー消費の差はさらに少なくなると考えられます。この常時表示ディスプレイのオン/オフは、「設定」>「画面表示と明るさ」>「常にオン」から切り替えることができます。
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