MacBookの「出荷台数が半減」予測、Apple危機の複雑事情
Appleシリコン搭載で順調にみえるMacBookシリーズですが、今四半期は「出荷台数が半減する」という衝撃の予測が登場しています。
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新型MacBook Pro発表は「再び延期」出荷台数が50%減少との予測
台湾メディア「Digitimes」の最新レポートによれば、「MacBookの出荷台数は今四半期に大きな打撃を受ける」とのこと。同メディアが共有したサプライチェーン関係者の情報では、MacBookシリーズは2022年第4四半期と比較して、第1四半期のMacBookの出荷台数が40%から50%減少すると予測されています。
ノートブックシリーズのサプライチェーンの関係者によると、Apple MacBookの出荷台数は2023年第1四半期に前四半期比で40~50%減少する可能性が高いとのことです。
この理由の1つとして挙げられているのが、新型MacBook Pro発売の「再延期」です。Appleは2021年末に、M1 Pro/Maxチップを搭載した新型MacBook Proを発表しました。2022年6月にM2チップが発表された後、MacBook Proの新モデルも秋ごろに発表されると噂されていました。
しかし、これは結局実現していません。テック系メディア「9to5Mac」は、Appleが「新しいMacBook Proのモデルを2023年初頭まで延期することを選択した」と指摘しています。
さらに今回のレポートでは、Appleがこれらのモデルの発売をさらに遅らせた可能性があるされています。具体的な発売時期は示されていませんが、新しいMacBook Proのアップデートは「再び延期された」可能性が高いとのことです。
これまで新型MacBook Proは、3月頃に発表されると予想されていました。しかし、今回の報告が正しければ、発売は早くても6月のWWDC以降となります。
Apple自身も、以前の決算発表で、Macの収益が「大幅に減少」し、年末年始の四半期に影響を及ぼすと警告していました。ただし「9to5Mac」は、MacBook Proの遅延が出荷台数の大幅な減少の主な原因である可能性は極めて低いと指摘しています。
現実には、パンデミックやAppleシリコン移行の初期に、多くの消費者が予想よりも早く新しいMacを購入した影響を、Appleはまだ受けているのです。また、今期のMacの購買力に影響を与える可能性のある、より広範なマクロ経済的要因もいくつか存在します。
インテル製チップからの切り替わりで大きな盛り上がりを見せたMacBookシリーズですが、数十万もするこれらのデバイスは買い換えサイクルが早い製品ではありません。また、世界的な経済状況があまり良くない点も、MacBookシリーズの売上減少に影響しているようです。
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