21兆円ビジネス〝検索覇権〟を争うグーグル・サムスン・マイクロソフトの熾烈

サムスンがギャラクシーなどのスマートフォンで設定する「デフォルト検索エンジン」をグーグルからマイクロソフトの「Bing」に置き換えることを検討していることが明らかになりました。


この件に対するグーグルの反応は、「パニック」であったと、社内メールを閲覧した「The New York Times」が報じています。

Google’s reaction to the Samsung threat was “panic,” according to internal messages reviewed by The New York Times.— 出典:NYT

スマートフォンの巨人サムスンの〝急旋回〟はピチャイCEOを筆頭とするグーグルに強烈な衝撃を与え、焦りをもたらしたと言われています。間検索エンジンのシェア競争においてBingはのグーグルの後塵を拝していましたが、OpenAIが開発したLLM(大規模言語モデル)生成AI「ChatGPT」を取り込んだことで、目覚ましい躍進を遂げています

グーグルにとって、この「デフォルト検索エンジン」の地位を失うことは年間30億ドル(約4000億円)の収益を失うことであり、もしも
2023年に更新される予定Apple契約でも同様の事態に陥ればさらに200億ドル(2兆6000億円)もの巨額マネーが雲散霧消することを意味しています。

広告と検索の〝絶対王者〟の危機

2033年に1620億ドル(約21兆円)の価値があったグーグルの検索ビジネスに、サムスンの急旋回が不穏な新時代の到来を告げました。実はサムスンはデフォルト検索エンジンの変更を「ChatGPTとBingの進化によるものだ」と公言はしていませんが、グーグルがそのように受け止めていることは間違いありません。契約は交渉中であり、サムスンはグーグルを使用しつづける可能性はのこされています。


しかし、毎年グーグルのAndroidソフトウェアを搭載した何億台ものスマートフォンを作っているサムスンが、検索エンジンの切り替えを「検討」するだけでグーグルには大事件なのです

グーグルの広報当者は、同社が検索エンジンを継続的に改善してユーザーやパートナーにグーグルを選択する理由を提供し、Androidの携帯電話メーカーがユーザー体験を向上させるために異なる新技術を採用することができると述べました。なお、サムスンとマクロソフトはこの件について「ノー・コメント」をつらぬいています。

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