MLBのロサンゼルスエンゼルスが主力5人に対してウェーバーを公示しました。これにより5人をチームより放出する事に。今年のシーズン途中で主力を放出する事に、各メディアやファンから意見が噴出しています。チームメイトが入れ替わる事で大谷選手への影響は避けられない状況。最後まで諦めずにプレーを続けてきた大谷選手にとってここでのチームの姿勢をどう感じているのでしょうか。今回のウェーバーについて解説します。
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目次
- 1. ウェーバーとは？ どういう制度？
- 1.1. 対象は誰？ 主に投手陣。
- 2. 大谷選手への影響は？ 少なからずある。
- 3. 若手の台頭。今後に期待。
ウェーバーとは？ どういう制度？
ウェーバーとは独占契約を結んでいる選手の保有権利を放棄する事。簡単に言えば、事実上の戦力外通知。ただし、他球団が獲得する権利を得ますので正確に言えば「公示し獲得球団を募る」事になります。これによりエンゼルスは年俸を約8億円程度削減する事ができ、財政負担を軽減する事に。
一口にウェーバーといっても、様々な形があるようで日本のプロ野球ではドラフトが部分的にウェーバーに当たりますが、MLBの様にシーズン途中でのこういった形は無いようです。突然の告知になるようで、結果が出ていなかった選手は職を失う事に。獲得球団がない場合は自由契約となります。
対象は誰？ 主に投手陣。
ルーカス・ジオリト投手、レイナルド・ロペス投手、マット・ムーア投手、ドミニク・リオーネ投手。ハンター・レンフロー外野手がウェーバーの対象。投手が4人と外野手が1人。今季に限らずですがエンゼルスの投手陣についてはいずれテコ入れが必要でしたので、やむを得ないかも知れません。
レンフロー選手についてもウェーバーの対象に。直近6試合では18打席4安打となり、1試合3安打の日がありましたので、それを除いてしまえば14打席1安打。チームに貢献できているとはいいがたい状況です。
大谷選手への影響は？ 少なからずある。
投手については今季はもう投げませんので、大谷選手への影響はありませんが打撃については主軸を打っていたレンフロー選手の放出により少なからず影響が発生します。打順については直近は1番を打つ事が多かったレンフロー選手ですが、5番だったり7番だったりチーム状況によって様々な打順を担当していました。
考えられる最も大きな影響は、この時期でのチーム解体による「諦めの姿勢」によるメンタル面への影響。ポストシーズンへ向けて怪我をおして戦ってきた大谷選手にとって、チームはどう映るのでしょうか。どんな状況でもベストパフォーマンスを尽くしてくれる大谷選手ですので、影響は限定的と思いたいですね。
若手の台頭。今後に期待。
エンゼルスは2A、3Aから計7選手をメジャー昇格。中には有望若手のパリス遊撃手の名前も。来季を見据えた動きとなったエンゼルスですが、若手の台頭に期待したいですね。
