しゃべり始める「ChatGPT」ついに音声会話対応でApple「Siri」キラーが覚醒
OpenAIは9月25日、「ChatGPT」に音声会話機能を追加することを発表しました。この機能は有料の「ChatGPT Plus」ユーザーに順次解放されており、筆者のAndroid版アプリでも利用可能になったので、英語・日本語での音声会話をテストしました。
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「ChatGPT」の音声会話機能を試してみた
この機能は、ChatGPTアプリ内の「Beta Features」から、「Voice conversations」をオンにすることで利用可能です。
機能をオンにすると、ChatGPTアプリの上部にヘッドホンのマークが表示されます。ここをタップすることで、ChatGPTとの音声会話が開始できます。
音声会話画面のUIはこんな感じ。一番左が聞き取り中、中央が応答中、右がChatGPTが回答中の画面です。
会話を開始すると、一般的な通話と同じように、スマートフォンの画面を消したり、アプリを閉じた状態でも会話が続きます。(Android版アプリの場合)
会話した内容はそのままテキストチャットに記録され、あとから見返すことも可能です。以下の画像は、会話後のテキストチャットのログです。
ChatGPTの音声会話は多数の言語に対応していますが、ネイティブは英語のようです。英語で応答すると、比較的自然な会話が可能です。
ただし発音がおかしかったり、聞き取りにくかったりすると韓国語など別の言語として認識されてしまうこともあります。
日本語での会話も可能ですが、AI音声のイントネーションは片言っぽいやや不自然なイントネーションになります。
また、聞き取り精度もいまのところ微妙です。「今から書く記事の相談をしたいです」「ChatGPTの記事についての記事です」と伝えましたが、なぜか「都知事PTの選挙について」と読み取られてしまいました。
しばらくChatGPTの音声機能を使ってみた感触としては、まだまだ実用的ではない印象です。現状で不満な部分は「AI音声が途切れる」「聞き取り能力が微妙」「長文読み上げが始まると止まらない」の3つ。ただしこれらの点は比較的アップデートでの修正が容易な部分です。
また、会話内容については非常に自然で、この点については完全に「Googleアシスタント」やAppleの「Siri」を完全に超えているといえるでしょう。もちろんIoT家電の操作能力などはまだありませんが、今後のアップデート次第では、ChatGPTはこれらの音声アシスタントに変わる存在となるかもしれません。
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