
株式会社タップルは4月30日、マッチングアプリ「タップル」において、マイナンバーカードを利用した「かんたん独身証明」機能の提供を開始したと発表しました。
この機能は、マッチングアプリからマイナポータルの機能を経由して婚姻関係情報を取得・表示できるサービスとして、IMS認証取得マッチングアプリでは全国初となるものです(2025年4月時点)。
背景には利用者の「既婚者への不安」
同社によると、5,429名を対象に実施したアンケート調査では、男性の75.4%、女性の64.0%が「タップル」を「安心して使える」または「やや安心して使える」と回答しました。

一方、安心して使えないと感じている利用者の半数以上が「相手が既婚者かもしれないと心配になったことがある」と回答したとのこと。

また、相手の独身証明を希望する回答は男性の83.8%、女性の97.4%に達しています。

自分自身の独身状態を証明したいという意向も男女ともに8割を超えていました。

これらの結果とマイナンバーカードの保有率が約8割に達したことを踏まえ、より安心して利用できるプラットフォームを目指して本機能の開発に至ったとしています。
「かんたん独身証明」の仕組み
新機能では、従来のように自治体が発行する書面での独身証明書の提出は不要となります。アプリ内の「独身証明」からマイナポータルアプリに遷移し、マイナンバーカードをスキャンして本人確認と婚姻状況を確認することで認証が完了。

独身証明が認証されると、プロフィール画面に「独身証明」マークが表示されます。

なお同社は、本機能の利用にあたり、マイナンバーおよび入力パスワードを「タップル」が取得・保存することはないと説明しています。
また、既婚者であることが判明した場合はアカウントを停止し、有効な独身証明書の提出が確認されるまでアカウント停止を解除しないとのことです。
今後はさらに機能を拡充予定
「かんたん独身証明」機能の提供開始に続き、今後はマイナンバーカードを活用した本人確認や収入証明(所得情報の表示)なども提供予定とのことです。
「タップル」では、安心・安全への取り組みとして、24時間365日の監視パトロールをはじめ、「セーフティセンター」の設置やLINE電話サポートの提供、公的証書による本人確認や顔認証システムによるなりすまし防止、AI技術を活用した不正利用者の早期検知などを実施しています。
