
音声プラットフォーム『Voicy』は7月18日、同アプリにおいて、AIが自動で放送内容のハイライトを抽出し、切り抜き動画として生成する新機能「AI切り抜き動画 β版」の提供を開始したと発表しました。
この機能は、パーソナリティが自身の放送をSNSなどで手軽にシェアできるよう支援し、コンテンツのリーチ拡大と新規リスナーの獲得を支援するとされています。また、法人向けサービス「VoicyPro」を利用する企業にとっても、音声コンテンツの二次活用やブランドメッセージの視覚的発信を強化する新たなツールになると同社は説明しています。
動画編集スキル不要で切り抜き動画を自動生成
同社によると、近年Voicyパーソナリティをはじめ、発信活動を行う方々の多くが、制作したコンテンツを一度きりで終わらせず、XやInstagramなど複数のSNSでも展開することで、発信効果を最大化したいと考えているとのことです。
一方で、Voicyの音声の魅力を視覚的な情報が中心のSNSで伝えるためには、動画編集のスキルや多くの時間が必要となり、コンテンツの二次活用に踏み出せないという課題がありました。
新機能「AI切り抜き動画 β版」は、Voicyのパーソナリティが配信した放送をAIが自動で解析し、聴きどころとなる部分を提案します。そこから選択したものが短尺の動画として生成される仕組みです。
3パターンの切り抜き箇所を自動提案

機能の特長として、特別な動画編集は必要なく、数クリックで切り抜き動画を作成可能としています。生成は「Voicy Studio」Web版から行えます。
AIが放送の盛り上がりや重要キーワードを判別し、音声の切り抜き箇所を自動で3パターン生成して提案します。音声に合わせたダイナミックなテロップ表示にくわえ、パーソナリティのアイコンやチャンネル情報などを盛り込んだデザインで視覚的にアピールするとのことです。
動画の背景は、ユーザーが画像をアップロードするか、規定のフォーマットから選んで生成することが可能です。生成された動画は主要なSNSプラットフォームへ直接共有しやすいフォーマットで出力されます。

- Voicy:https://voicy.jp/
- Voicyアプリ:https://voicyapp.page.link/BKWZ