
Rogue Snailが開発し、Mad Mushroomがパブリッシングを手がける『Hell Clock』が7月22日にSteamでリリースされました。19世紀ブラジルのカヌードスの戦争を題材にしたダークファンタジーローグライクアクションRPGです。
史実に基づく重厚なストーリー設定

『Hell Clock』は19世紀ブラジルで実際に起きたカヌードスの戦争を背景にしています。新たに成立した共和国軍によって2万5千人が虐殺されたという史実をもとに、戦士パジェウとなってカヌードスの指導者「助言者」の魂を救うために戦います。
深みへと降りるたびに時間が歪み、プレイヤーの力が増していくという設定で物語が展開されます。
開発者によると、本作は激しい暴力と歴史的テーマを含んでおり、当時の社会的不正義への言及も含まれているとのことですが、レジリエンスと正義をテーマとして探求している作品です。
無限の戦利品と強力なビルド構築

『Hell Clock』の特徴は、終わりなきローグライクとアクションRPGの融合です。プレイヤーは圧制者たちが率いる亡者の軍勢と戦いながら、強力な戦利品を求めてより危険な深みへと潜っていきます。

抵抗の力が宿った古代の聖遺物を探し出し、カヌードスの不屈の霊魂から引き出した力を組み合わせて圧倒的なビルドを構築することができます。

戦闘システムでは、電光石火のナイフ攻撃で敵の大群を舞うように駆け抜けたり、カヌードスの大鐘で敵を叩き潰したり、拳銃で猛烈な連射を浴びせかけたりと、多彩な攻撃能力を駆使できます。
プレイヤーに合わせた難易度調整

ゲームはプレイヤーの好みに応じて様々な遊び方ができるよう設計されています。時間制限を取り払う「リラックスモード」でゆったりとプレイすることもでき、極限の挑戦を望むなら「ハードコアモード」で限界に挑むことも可能です。
歴史の抑圧者たちに抗う苛烈な試練を求めるか、正義の旅路をじっくりと歩むかは、プレイヤー次第となっています。
エンドゲームコンテンツも充実

本作には三章構成の完結済みストーリーキャンペーンが用意されており、発売後まもなく新たな「エンドゲーム・アセンション」システムが追加予定です。
ヘルモードを駆け抜け、苦行を組み合わせて自分だけの試練を作り出し、天上の誓約を果たして星座の神聖なる力を手に入れるという長期的なやり込み要素も楽しめます。
価格と対応状況
『Hell Clock』は2,300円で販売されており、現在セールは実施されていません。本作は日本語のインターフェースと字幕に対応しており、英語とポルトガル語(ブラジル)では音声も収録されています。また、Steam Deckでのプレイにも対応しています。