
デジタル製品の販売を行う「Nothing Technology Japan株式会社」は8月20日、フラッグシップスマートフォン『Phone (3)』を日本で発売すると発表しました。同社によると、透明性を極めたデザインとAI搭載のNothing OS、4カメラシステムを搭載したフラッグシップモデルとのことです。
『Phone (3)』は、Nothingの象徴的な透明デザインをさらに進化させたモデルです。本体背面にはマイクロLEDディスプレイによる新しいGlyphマトリックスを搭載し、通知を視覚的に表示する機能を備えています。同社のCEOであるカール・ペイ氏は「2年の開発期間を経て誕生したPhone (3)は、テクノロジーをもう一度ユーザーに寄り添うものにしたいというNothingの想いをかたちにしたフラッグシップスマートフォンです」とコメントしています。
4つの50MPカメラと高性能プロセッサを搭載
カメラシステムでは、すべてが50MPという4カメラ構成を採用したとされます。3倍光学ズーム機能を搭載し、メインカメラには1/1.3インチの大型センサーを使用。機械式手ブレ補正機能つき4K(60fps)動画撮影にも対応します。
プロセッサには最新のSnapdragon 8s Gen 4を搭載。同社によると、前モデルの『Phone (2)』と比べてCPU処理速度が36%向上し、GPUグラフィック性能は88%向上したとのことです。AI関連タスクの処理性能は60%向上し、画像認識は125%高速化されたと発表されています。
AIを統合したNothing OS 3.5
OSには「Nothing OS 3.5」を搭載し、システム設計段階からAIを組み込んだとされます。主な機能として、ホーム画面から簡単にアクセスできる「Essentialサーチ」、スマートフォンを裏返すだけで会議の文字起こしと要約を自動実行する「Flip to Record」、情報の保存と整理をAIがサポートする「Essential Space」を提供します。
ディスプレイは6.67インチのフレキシブルAMOLEDを採用し、解像度は1260×2800、最大輝度は4500ニト(HDRモード)となっています。バッテリーは5150mAhのシリコンカーボンバッテリーを搭載し、65Wの高速充電と15Wのワイヤレス充電に対応します。
日本市場向けにFeliCaを搭載し、おサイフケータイに対応。eSIMにも対応します。
価格は12GB+256GBモデルが12万4800円(税込)、16GB+512GBモデルが13万9800円(税込)で、ホワイトとブラックの2色展開です。8月20日正午から予約開始、8月28日午前9時から販売開始予定です。
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