
Nothing Technology Japan株式会社は9月18日、フラッグシップワイヤレスイヤホン『Nothing Ear (3)』を発表しました。充電ケースに画期的なスーパーマイクを内蔵し、最大45dBのアダプティブノイズキャンセリング機能を搭載した新製品です。
画期的なスーパーマイクとノイズキャンセリング機能
『Nothing Ear (3)』の最大の特徴は、充電ケースに内蔵された新開発のスーパーマイクです。デュアルマイクシステムにより周囲の音を遮断してユーザーの声だけにフォーカスし、あらゆる雑音を最大95dBまでカットします。
TALKボタンを押すだけでスーパーマイクが起動し、短い会話から長時間のディスカッションまで、クリアな通話を実現します。また、スーパーマイクでボイスメモを録音でき、Nothing OSを搭載した端末ではEssential Spaceが自動で文字起こしを行います。
各イヤホンには3つの全指向性マイクと骨の振動を感知するボイスピックアップユニットを搭載しています。顎や耳道の微細な振動を電気信号に変換して正確な音声を集音し、2000万時間以上学習したAIによる環境ノイズキャンセリングが不要な音を除去します。風切り音は25dB以上低減されるとのことです。
アダプティブノイズキャンセリング機能は最大45dBまで対応し、600ミリ秒ごとに周囲の環境を、1,875ミリ秒ごとに音漏れを確認しながらリアルタイムで調整されます。
進化したサウンド性能
12mmダイナミックドライバーを搭載し、豊かで自然なサウンドを体験できます。振動板のパターン加工により従来より放射面積が20%拡大し、低音は最大4〜6dB強く、高音は最大4dB明瞭になったということです。
洗練されたデザインと構造
Nothingならではのシースルーの外観から、磨き上げたメタルを使った精緻な内部構造を見ることができます。わずか0.35mmという薄さのカスタムアンテナを搭載し、従来モデルよりも出力が15%向上、感度も20%アップしています。
充電ケースのベース部分は100%リサイクルアルミニウム製で、27の精密な工程で組み上げられました。ナノ射出成形により接着剤を使わずに金属とプラスチックを接合し、シームレスでコンパクトなユニボディ構造を実現しています。
バッテリー性能と接続性
両方のイヤホンに55mAhのバッテリーを搭載し、最長10時間再生が可能です。充電ケースを併用した場合は最長38時間再生できます。USB-Cケーブルで10分間充電するだけで最長10時間再生でき、ワイヤレス充電にも対応しています。
Bluetooth 5.4とLDACをサポートし、低レイテンシーモードではゲームや動画再生時の遅延を120ミリ秒に抑えます。Android、Windows、iOSとのクイックなペアリングに標準で対応し、Nothing Xアプリを使用すれば操作のカスタマイズやEssential Space、ChatGPTの直接起動設定が可能です。
イヤホン本体と充電ケースはIP54規格に準拠した防塵、防汗、防滴仕様となっています。
販売情報
『Nothing Ear (3)』はホワイトとブラックの2色展開で、価格は25,800円(税込)です。9月18日午後9時からnothing.techにて予約開始し、9月25日午前11時より同サイトおよび一部パートナーで販売開始されます。
- Nothing Ear (3)公式サイト:https://jp.nothing.tech/