
インディーデベロッパーのVladimir Kudelka氏が手がける『Bajka』が10月23日、Steam向けにリリースしました。本作は動物の夢の世界を舞台とした神秘的なアドベンチャーゲームで、プレイヤーは角を輝かせる鹿となって幻想的な世界を探索していきます。
動物たちの夢が織りなす幻想世界

『Bajka』の舞台は、人間が伝説にしか存在しない動物たちの夢の世界です。プレイヤーは鹿となって、過去と想像が混ざり合う星空のような夢の世界を駆け抜けていきます。この世界には人間の痕跡だけが残されており、様々な動物たちと出会いながら、彼らの奇妙で美しい夢を覗き見ることができます。

ゲームの世界は無数のクリスタルがきらめく美しい空間として表現されており、暗闇の中で光る宝石のような地形や構造物が印象的です。プレイヤーキャラクターである鹿の角は神秘的な光を放ち、時には黄金色に、時には鮮やかな緑色に輝きながら、プレイヤーを未知の場所へと導いていきます。
自由度の高い探索システム

本作の大きな特徴は、プレイヤー自身が目的地を決められる自由度の高さです。どの道を選ぶかは完全にプレイヤー次第で、平和な瞬間からスリリングな冒険まで、様々な体験が待ち受けています。広大なクリスタルの大地を探索し、巨大な透明のオブジェクトや神秘的な構造物を発見していく過程は、まさに夢の中を彷徨っているような感覚を味わえるでしょう。

道中では小さなウサギなどの動物たちと出会い、時には肩に乗せて一緒に旅をすることもあります。また、巨大なクマのクリスタルオブジェクトのような神秘的な存在との遭遇もあり、それらが敵なのか味方なのかは物語を進める中で明らかになっていきます。
視覚的な美しさが際立つアートワーク

本作はローポリゴンスタイルのグラフィックを採用しており、シンプルながらも光の表現にとくにこだわりを見せています。透明なクリスタルオブジェクトの光の反射や屈折、無数のグリッターが織りなす幻想的な空間は、プレイヤーを視覚的に魅了します。

とくに天から降り注ぐ光の柱や、黄金に輝くダイヤモンドのような目標地点は、物語のクライマックスを予感させる壮大な演出となっています。

価格・言語対応情報

 『Bajka』は現在Steam向けに1,200円で販売中です。
日本語には対応していませんが、本作は視覚的な美しさと探索が中心のアドベンチャーゲームのため、英語が苦手な方でも雰囲気を楽しめるかもしれません。ゲームのスクリーンショットを見て、グラフィックと動物たちの夢という幻想的な世界観にピンときた方は、ぜひチェックしてみてください。
