
株式会社真多呂は11月18日、『江戸木目込人形 ポニータ』の販売を開始しました。
伝統工芸と現代の融合
真多呂人形では「日常の中で伝統工芸を気軽に楽しんでもらいたい」という想いから、様々な作品との商品化を積極的に行っています。2019年は『ピカチュウ』、昨年は『ミニリュウ』の江戸木目込人形を制作し、話題を集めました。
今年は、炎のようなたてがみとやさしいまなざしが印象的な『ポニータ』を、伝統技法で丁寧に作り上げたということです。
『ポニータ』の特徴




『江戸木目込人形 ポニータ』は、木目込人形ならではの柔らかな質感と、職人の繊細な手仕事が調和した一体となっています。炎のたてがみは、鮮やかな色彩と滑らかな曲線で表現されており、細部にまで技の冴えが光ります。
製作を担当した職人は「『ポニータ』の特長を活かしつつ、木目込みならではの温かみを感じていただけるよう意識しました」とコメントしています。伝統技法が生み出す奥行きのある表情と造形美が魅力となっているそうです。
『江戸木目込人形 ポニータ』は、お正月飾りとしてはもちろん、1年を通してインテリアとしてもお楽しみいただけます。
商品情報
江戸木目込人形 ポニータ
価格は23,100円(税込)です。飾った時のサイズは間口170mm×奥行120mm×高さ160mmとなっています。セット内容は『ポニータ』、台、屏風、作札が付属します。
- 江戸木目込人形 ポニータ:https://www.mataro-doll.com/view/item/000000001095
販売場所
真多呂人形会館およびインターネットで販売されています。
- 真多呂人形 公式ネットショップ:https://www.mataro-doll.com
江戸木目込人形について

江戸木目込人形は、今から約280年前の江戸元文年間に、京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重という人が、神具の柳筥をつくった余材で、木彫の人形を作り、表面に溝を彫って、神官の衣束の端裂を木目込んだのが、その始まりと言われています。
桐塑でつくられた人形に、ひとつひとつ手作業で衣裳や模様の筋彫りを入れ、そこに目打ちなどで布地を入れ込んで木目込んでいく、大変手の込んだ人形です。真多呂は、上賀茂神社から木目込み人形の正統伝承者として唯一認定を受けています。
江戸木目込人形は昭和53年に、伝統工芸品に認定されました。約280年の歴史を持つ江戸木目込人形の技法を用いた本作を通じて、より多くの方に日本の伝統工芸の魅力を感じていただきたいとのことです。
