YouTuberのヒカキンさんが12月14日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、過去に発した「開示だな」という言葉が流行語大賞を獲得したことを報告しました。動画では、言葉が生まれた経緯に加え、長年向き合ってきた誹謗中傷への率直な思いを語り、視聴者から共感の声が広がっています。
「開示だな」で流行語大賞を3部門受賞
動画冒頭ヒカキンさんは「『開示だな』で流行語大賞3つ取ったぞ~!」と報告。「開示だな」は、高校生、eggモデル、小学生を対象としたアンケート調査において、それぞれ流行語大賞に選出されました。
ヒカキンさんは「ブンブンハローYouTube! とかじゃねぇのかよ」と冗談交じりにツッコミを入れつつ「言葉が言葉なのでちょっと複雑なところはあるんですけど、正直めちゃくちゃ嬉しいです」と率直な心境を明かしました。
「大事な生配信中に…」発言の経緯を説明
また「開示だな」という言葉を発した経緯について「(チャンネル登録者数)1900万人いくっていう超大事な生配信で、いきなり家に出前頼まれたんですよ」と説明。「正直ね、ガチで開示だなと思ったんですよね。だからあの時は冗談ではない」と笑いながらも当時の複雑な心境を振り返りました。
それでも「ほとんどの人は冗談とかでね 使ってくれてると思うので、まさかの流行語大賞とれて僕はうれしいです」と語り「みんなありがとう!」と、改めて感謝の言葉を伝えました。
誹謗中傷についての思いを吐露
一方で、最後には真剣な思いを視聴者へ伝えました。「20年近く毎日のように、誹謗中傷と戦ってきました。数千、数万じゃ済まないぐらい」と自身の経験を振り返ったヒカキンさん。今回の結果を受けて「『開示』っていう言葉が、誰でも知ってるようなワードになって、ちょっと軽い気持ちでアンチコメントしようと思っている人が止まるかもしれない」とコメント。
その上で「送信ボタンを押す前に一度、止まってほしいですね」「今後、誰かの心を守ってくれると信じています」と切実な願いを口にしました。
視聴者からは共感の声が続々
自身が発した「開示だな」という言葉が流行語大賞を受賞し、その思いを語ったヒカキンさんに対し、視聴者からは共感の声が相次ぎました。コメント欄では「「有名税で誹謗中傷されて当たり前」から「誹謗中傷してる奴等は開示されて当たり前」な時代になっていって欲しい」「「開示だな」から「誹謗中傷を受けても我慢しなくて良いんだよ」っていうメッセージを受け取れたインフルエンサーたくさんいると思う」といった意見が多数寄せられていました。
「開示だな」という一言は、流行語にとどまらず、誹謗中傷と向き合う社会の意識を変えるきっかけとなるかもしれません。
