
note株式会社は1月7日、noteで売買されているコンテンツの動向を分析した結果を発表しました。約30万件の有料記事とメンバーシップのデータを統計的に分析し、個人のスキルや経験を収益につなげる方法を調査しています。
noteの市場成長:メンバーシップが急拡大
分析によると、noteのメンバーシップ売上は2025年11月時点で前年同月比81.3%増と大幅な成長を記録しました。購入件数は同86.3%増、売上が発生したクリエイター数は同100.5%(約2倍)に拡大しています。
とくに伸びているカテゴリでは、新規に参入したばかりのクリエイターが売上の上位を占める傾向が強く、はじめたばかりでも収益化のチャンスがあることが分かりました。たとえば、育児カテゴリのメンバーシップでは、売上トップ10のうち7人が1年以内に新規で参入したクリエイターです。
有料記事の売上も前年同月比26.8%の成長を続けており、有料記事で収益を得たクリエイター数は同42.0%と裾野が広がっています。
急成長している領域:「AI活用」「SNS運用」「育児」

直近1年間で成長した領域を分析したところ、急上昇カテゴリは大きく2つの傾向に分かれることが明らかになりました。

1つは「テクノロジー・AI活用」「SNS運用」「複業・在宅ワーク」など、収入アップやキャリアに役立つスキルです。もう1つは「育児・教育」など日常の課題を解決するノウハウとなっています。

必ずしも有名人や専門家でなくても、自分の経験や知識を体系化して発信しているクリエイターのコンテンツに売上が発生しています。
コンテンツタイプ別の平均価格:実用ノウハウが約1.9倍高い

約30万件にのぼる有料記事のうち、売れている記事(各分類の売上上位20%)を分析した結果、コンテンツのタイプによって平均価格に大きな差があることが明らかになりました。
実用ノウハウ系
実用ノウハウ系(収入アップやスキル向上、課題解決につながるコンテンツ)の平均価格は1842円となっています。「この記事を読むと、○○ができるようになる」「この方法で課題が解決する」といった具体的な価値を提示しており、読者は得られるスキルや解決策に対して「元が取れる」と感じれば、高単価でも購入する傾向があることがデータで示されています。
読み物系
読み物系(小説、マンガ、エッセイ、コラムなど)の平均価格は983円で、実用ノウハウ系の約半分となっています。読む体験自体が目的であり、楽しむ・知るといった消費行動が中心のコンテンツです。
文字数と売上はほぼ無関係

売れている記事の分析から、文字数と売上にはほとんど関連がないことが明らかになりました。有料エリアの文字数と売上の関連性を分析したところ、実用ノウハウ系では相関係数が-0.023、読み物系では0.011と、いずれもほぼゼロとなっています。
実用ノウハウ系の記事の場合、有料エリアの文字数が読み物系より少ない傾向にあるにもかかわらず、平均単価は約1.9倍です。無料エリアの文字数は読み物記事の約1.5倍で、「この記事を読むと○○ができるようになる」という価値を有料エリアの前にしっかり伝えることで、購入につなげています。
読み物系の場合は「その人の作品を読みたい」というファンが購入するため、いきなり有料エリアから始まることもあります。有料エリアで読み応えのある体験を提供することが重要となっています。
執行役員のコメント
note株式会社 執行役員の米岡徹さんは以下のようにコメントしています。
「noteは『だれもが創作をはじめ、続けられるようにする』というミッションのもと、クリエイターがそれぞれの専門性や経験を活かして持続的に収益を得られる環境づくりを推進しています。今回の分析を通じて明らかになったのは、AI時代だからこそ『量』ではなく、『その人にしか語れない経験やノウハウ』にこそ価値がつく、ということです。読者は『この人から学びたい』と思えるコンテンツにお金を支払っています。これから始める方は、まずこれまでの実体験とご自身の視点や考えを整理し、発信してください。自分では普通と思うことも、誰かの課題を解決できるはずです」
「noteクリエイター感謝祭」を開催中
noteでは現在、クリエイターの収益を後押しする「noteクリエイター感謝祭」を開催しています。noteの有料コンテンツを購入した方に最大100%のポイント還元を行っています。
年末年始はnoteの投稿数・閲覧数がもっとも伸びる時期で、1年の抱負と連動して自己研鑽できるお役立ちコンテンツの需要が伸びるため、有料コンテンツの販売を始めるには絶好のタイミングとなっています。
ポイントバックキャンペーン概要
期間は2025年12月1日(月)から2026年1月14日(水)までで、対象商品の購入・加入ごとに抽選で最大100%還元されます。総還元額は5000万円分のnoteポイントで、対象は有料記事、有料マガジン、メンバーシップ、定期購読マガジンとなっています。
