
NEXT INNOVAITION株式会社は3月17日、受信メールの返信要否をAIが自動判定し、必要なメールには返信の下書きまで自動作成する「メール返信自動化システム」の構築マニュアルおよびGASコードを無償公開しました。
AIツール「Claude」、Googleの最新AIモデル「Gemini 2.5 Flash」、Googleの無料ツール「Google Apps Script(GAS)」を組み合わせた構成で、プログラミング経験がない方でもコピー&ペーストだけで30分以内に構築できるとのことです。
背景|毎日のメール対応が業務を圧迫する問題を解決
経営者や管理職にとって、メール対応は最も時間を奪われる業務のひとつです。返信が必要なメールの選別だけで時間が取られ、返信文面を考えるうちに本来集中すべき業務が後回しになるという課題が多くの企業で発生しているとのことです。
くわえて、返信の遅れや対応漏れが取引先や顧客との信頼関係に影響するケースや、定型的な問い合わせへの返信に毎回同じ時間をかけてしまうケースも少なくないとのことです。
今回の無償公開は、経営者・管理職の方々が最も時間を奪われている”メール対応”をAIで半自動化するための実装ノウハウを、再現可能なテンプレートとして提供する取り組みです。
自動化される業務の全体像

本システムは15分間隔で自動実行され、以下の処理がすべて自動で行われます。
1. 新着メールの自動検知(Google Apps Script) 2. スプレッドシートからの返信基準・文体ルールの読み込み 3. メール本文とスレッド履歴(最新5件)をAIに送信し、返信要否を判定(Gemini API) 4. 返信が必要と判断されたメールの下書きを自動生成(Gemini API) 5. 生成された下書きをGmailの「下書き」フォルダに保存 6. 処理結果をスプレッドシートのログシートに記録
このシステムの設計上の特徴として、「下書き作成のみで自動送信はしない」という安全設計が採用されています。AIが作成した返信案は必ずGmailの「下書き」フォルダに保存されるため、内容を確認・修正してから送信できます。
無償公開される内容
今回無償公開される内容は以下の通りです。
- Claudeへのコピペのみで使えるプロンプト(要件定義からGASコード生成まで)
- GASコード一式(Gmail監視、Gemini API連携、下書き生成、ログ記録を含む完全なコード)
- ステップバイステップの構築マニュアル(環境準備からテスト・自動化設定までの手順書)
- カスタマイズガイド(返信基準・文体ルールの変更方法)
活用シーン
本システムは、以下のような場面での活用が想定されています。
- 毎日大量のメールに追われ、返信が追いついていない経営者・管理職
- メール対応に時間を取られ、本来の業務に集中できない営業担当者
- 問い合わせ対応のスピードを上げたいカスタマーサポート部門
- まずは自社で試してから、本格的なAI導入を検討したい中小企業
代表コメント
NEXT INNOVAITION株式会社 代表取締役の黒山結音さんは、今回の取り組みについて次のようにコメントしています。
「メールは、仕事をする上で避けて通れないツールです。でも、気づいたら1日の半分がメール対応で終わっていた…という経験は、多くの経営者に共通する悩みです。AIが『このメールは返信が必要です』と判断して、下書きまで作っておいてくれる。この体験を一度味わうと、もう手作業には戻れません。しかも、自動送信ではなく『下書き作成』に留めているのがポイントです。AIに任せきりにするのではなく、人間が最終確認する安全設計。これが、現場で本当に使われるAIの形だと考えています。」
マニュアルおよびGASコードは以下のページより無償で閲覧・利用できます。

