3DスキャンアプリScanatが新機能リリース! 3Dモデルから対応写真を瞬時に自動検索

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3DスキャンアプリScanatの3Dモデル表示画面と操作メニュー

 nat株式会社は3月18日、提供する3Dスキャンアプリ『Scanat』において、3Dモデル上の任意の点をクリックするだけで対応する現場写真を自動検索・表示する「位置連動型写真検索機能」をApp・Webにて提供開始したと発表しました。日本発のスキャンアプリとして初めての機能実装となります(2026年3月17日時点、自社調べ)。

目次

開発の背景

 建設・インフラ現場では、『Scanat』の3Dスキャンによる現場のデジタル化が急速に普及しています。スキャンと同時に撮影される写真は現場1件あたり数百〜数千枚に及ぶことも多く、「3Dモデルで確認した箇所の詳細を写真で見たい」というシンプルな作業に多大な時間がかかるという課題がありました。

 従来は目的の写真を担当者が目視で探し出す必要があり、現場確認の効率化における大きなボトルネックとなっていたとのことです。

「位置連動型写真検索機能」の概要

Scanatアプリで3Dモデルから関連写真を検索し一覧表示する画面

 今回リリースされた「位置連動型写真検索機能」では、ユーザーが3Dモデル上の任意の点をクリックするだけで、その位置が写り込んでいる写真を瞬時に検索・一覧表示します。

 表示する写真は、適合度・距離・角度などの要素を複合的に評価した独自アルゴリズムによって自動でランキングされます。これにより、「この部分を一番よく写した写真」を人手を介さず自動で特定できるようになります。

 また、同一箇所の写真にメモ・注記を追加する機能や、写真の導出・共有機能も搭載されており、現場確認から情報共有まで一気通貫で完結できるとのことです。

3つの革新的価値

「逆引き」による検索効率の最大化

 モデル内の気になる場所をタップ(指定)するだけで、その地点を含むすべての写真を即座にリストアップします。大量の写真から「探す」手間を排除できるとのことです。

AIによる優先表示アルゴリズム

 抽出された写真群の中から、適合度・距離・角度などの要素を独自アルゴリズムにより複合的に評価し、「この部分を一番よく写した写真」を優先的に表示します。

情報の多角的活用

 呼び出した写真をそのまま「メモ」としてモデル内の特定位置に固定したり、外部へ共有したりすることが可能です。現場とオフィスの「視点の不一致」を防ぐことができるとしています。

現地調査DXがもたらす効果

 『Scanat』の導入により、これまで作業員2〜3名で1〜3時間要していた現地調査が、作業員1名でわずか20分前後に短縮されます。

 今回の「位置連動型写真検索機能」の追加により、帰社後の写真整理や再訪問による確認コストがさらに削減され、プロジェクト全体の生産性向上が期待されます。

国土交通省のモデル事業採択実績

 『Scanat』は、国土交通省が推進する「働き方改革の実現に向けた効率的な建設工事の促進事業」のモデル事業に採択されており(2025年3月)、国道メンテナンス業務における活用事例が成果として公表されています。

 くわえて、令和7年度のインフラDX大賞のスタートアップ賞も受賞しています。今回の新機能は、こうした現場DXの実績をさらに加速させるものと位置付けられているとのことです。

代表取締役社長 劉 栄駿(Bruce Liu)さんのコメント

 nat株式会社の代表取締役社長・劉 栄駿(Bruce Liu)さんは、今回の機能リリースについて次のようにコメントしています。

 「現場や作図の際に3Dモデルと写真を行き来する作業が非常に多く、『モデルで確認したあの箇所の写真がどれか分からない』という声を多くいただいてきました。約2年の時間をかけて研究開発してきた今回の機能により、その課題を根本から解決できると考えています。現場の情報確認にかかる時間を大幅に削減し、現場担当者がより本質的な業務に集中できる環境を作っていきます。」

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