比べれば機種変したくなる? iPhone 5とiPhone 5s/5cの違いは何?

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4月からの新生活を前に機種変更を検討中の方も多いはず。そこで気になるのが「iPhone 5」と「iPhone 5s」「iPhone 5c」の違いです。

iPhone


iPhone 5 は発売から1年以上が経つ旧モデル、一方で iPhone 5s と iPhone 5c は昨年9月末に発売された最新モデルです。

外観・色などのデザインが異なるのはもちろんですが、それ以外の部分でも大きな違いがあります。

そこで今回は「iPhone 5」「iPhone 5s」「iPhone 5c」の3つの iPhone を比較し、それぞれの違いはどこにあるのかをご紹介します。

機種変更を検討中の iPhone 5 ユーザーも要チェックです!

目次

ゴールドが加わった「iPhone 5s」・ポップな「iPhone 5c」

iPhone 5 と iPhone 5s の形はほぼ同じです。カラーバリエーションとホームボタンのデザインに違いがあります。

素材も同様で、アルミニウムと強化ガラスが使われています。

こちらは iPhone 5 のブラック&スレート。iPhone 5s では色が明るくなって「スペースグレイ」になりました。他にはホワイト&シルバーもあります。

iPhone 5 開封の儀


こちらが iPhone 5s。左からゴールド・スペースグレイ・シルバーです。

iPhone 5s


iPhone 5c はグリーン・ブルー・イエロー・ピンク・ホワイトの5色から選べます。ボディにはプラスチックが使われています。

iPhone 5c


性能で選ぶなら「iPhone 5s」

現時点で最も高性能なのは「iPhone 5s」です。一方で iPhone 5c は昨年9月に発売されたばかりですが、その中身は iPhone 5 とほとんど同じです。

iPhone の計算能力を調べられるベンチマークアプリ Geekbench によれば、以下のグラフの通りです。数値が高いほど計算能力が高いことを表しています。

Geekbench


3D ゲームをプレイする際に求められる、グラフィック描画能力はどうでしょうか。

GFXBench によるテストによれば、iPhone 5s が2倍ほど高いスコアを記録しています。iPhone 5 と iPhone 5c の能力は同等です。

GFXBench


LTEの対応電波が多いのは「iPhone 5s/5c」

「LTE」と言っても、通信に使う電波の種類は様々です。iPhone 5 と iPhone 5s/5c では対応している電波の種類が異なります。

対応している電波が多いほど様々な電波を使って通信できるので、混雑した場所でも繋がりやすいと考えられています。

iPhone 5 が対応している LTE の電波は au 版で1種類、ソフトバンク版で2種類です。

LTEバンド 周波数帯 キャリア
バンド1 2,100MHz(2GHz帯・2.1GHz) au・ソフトバンク
バンド3 1,800MHz(1.7GHz帯) ソフトバンク(イー・モバイル)

一方で iPhone 5s/5c が対応している LTE の電波は、ドコモで3種類・au で2種類・ソフトバンクで2種類(4月から3種類)になります。

LTEバンド 周波数帯 キャリア
バンド1 2,100MHz(2GHz帯・2.1GHz) ドコモ・au・ソフトバンク
バンド3 1,800MHz(1.7GHz帯) ソフトバンク(イー・モバイル)
ドコモ(東名阪)
バンド8 900MHz ソフトバンク(2014年4月〜)
バンド18 800MHz au
バンド19 800MHz ドコモ

特に 800MHz・900MHz 帯と呼ばれる種類の電波は「プラチナバンド」と呼ばれており、建物の影響を受けにくいので電波が遠くに届きやすい特徴があります。

au・ソフトバンク版 iPhone 5 は LTE 通信において、このプラチナバンドに対応していません。

iPhone 5sだけの「M7コプロセッサ」「Touch ID」

M7 コプロセッサを搭載している iPhone は iPhone 5s のみですが、タブレット端末では iPad Air・iPad mini Retina モデルにも搭載されています。

省エネにも貢献している「M7コプロセッサ」

iPhone の「動き」に関するデータを常に処理するプロセッサです。専属で処理するので、消費電力が多いメインプロセッサを使わずに済みます。

M7


(画像引用元:Apple)

さらに M7 は iPhone の制御にも使われています。

例えば「iPhone がしばらく動いていない」と判断できる場合は、ネットワークに接続する間隔を広げて消費電力を減らします。

「自動車で移動中」と判断できる場合は、付近の Wi-Fi を検索することがないように iOS の設定を変更し、消費電力を減らすと言われています。

パスコードの盗み見を防ぐ「Touch ID」

指紋を登録しておけば、ホームボタンに指を当てるだけで iPhone のロックを解除できるようになります。

Touch ID


さらに Touch ID が優れているところは、パスコードを入力する必要がないので盗み見られる心配がない点です。

iTunes Store・App Store で曲・アプリを購入する際に必要な Apple ID のパスワード入力も、Touch ID を使った指紋認証で行えます。

iPhone 5sとiPhone 5c、どちらを選ぶ?

iPhone の使い方によって選び方は異なります。

例えば 3D ゲームをプレイする・動画を撮って編集する・撮った写真を加工するといった、高い処理能力が必要になる場合は iPhone 5s がお勧めです。

M7 コプロセッサや Touch ID を使いたい場合も、選択肢は iPhone 5s に限られます。

一方、高い処理能力が必要な使い方をしない場合はデザインで選ぶのもオススメです。

iPhone 5s の高級感があるデザインも良いですが、iPhone 5c の滑らかな表面・丸みを帯びたデザイン・明るいボディカラーも魅力的です。

参考

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