『iPhone 7』・『iPhone 7 Plus』の3G・LTE回線が圏外になったまま、元に戻らなくなり、3G・LTE回線で通信できなくなる問題が海外で報告されています。
圏外から復帰しない
一部のiPhone 7/7 Plusでは機内モードをオン→オフすると、電波を探し始めるのですが、圏外のまま復帰しなくなってしまう不具合が起きています。
以下の動画では、その症状が紹介されています。
『iPhone 6s』（画面左）とiPhone 7（画面右）で、それぞれ機内モードをオフにしますが、iPhone 7は電波が見つからず、圏外のままです。
ウェブサイト『Mac Rumors』が入手したAppleの内部資料によれば、Appleはこの問題を認識しており、原因・対策を調査しています。
現時点での対処法は？
Mac RumorsによるとAppleはサポート担当者に、今回の不具合が起きているiPhoneが持ち込まれた場合、iPhoneの再起動とSIMカードの再挿入を試すようにアドバイスしているそうです。
iPhoneの再起動は、電源ボタンを長押し→【スライドで電源オフ】を右にスライド→電源オフ→再び電源ボタンを長押し、で行います。
SIMカードの再挿入は、念のために機内モードをオンにして、それから付属のピンを使ってSIMカードトレイを取り出し、改めて挿入することで行えます。
一部モデルに特有の問題？
今回の不具合はiPhone 7/7 Plusの一部モデルに限って起こるものかもしれません。上記の動画で症状が出ていたのは、アメリカの携帯電話会社AT&T向けのモデルです。
Mac Rumorsは、AT&T向けモデルにはIntel製の制御チップが搭載されていると報じており、そのチップとの兼ね合いで不具合が起きている可能性があります。
AT&T向けのモデルは「A1778」と「A1784」ですが、日本向けモデルは「A1779」と「A1785」なので、日本国内で購入したiPhone 7/7 Plusは問題ないかもしれません。
上記の動画を撮影した人物によると、問題のiPhone 7をApple直営店の『Genius Bar』に持ち込んだところ、即交換となったそうです。
参考
- iPhone – View countries with supported LTE networks – Apple
- Apple Investigating iPhone 7 Bug Causing ‘No Service’ After Turning Off Airplane Mode – Mac Rumors
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