Appleの「mini」モデルは成功、「画面付きHomePod」も検討中との噂
Appleが2020年に発表した「HomePod mini」は「HomePod」と同じ販売期間で約220万台を売り上げたのです。つまり顧客は、スマートスピーカーに「高音質で高価格」ではなく、低価格を求めていたのです。
そして、音質が劣ることに関しても、ユーザーは「HomePod mini」で十分だと感じていました。
「HomePod mini」の販売後、Appleはスマートスピーカー市場のシェアを8%から18%に拡大しました。そして、四半期ごとの売上で史上初めてGoogleを抜いたのです。
Appleが実践した、うまくいっている製品を研究し、上手くいっていない製品を販売停止にするという取り組みは、理にかなっていました。そしてAppleは、高価な「HomePod」も諦めたわけではないようです。
経済紙記者のマーク・ガーマン氏は以前、Appleは「 スクリーンやカメラを搭載した新しいスピーカーを開発している」と言及していました。
このような製品は、Googleの「Nest Hub Max」やAmazonの「Echo Show」Facebookの「Portal」といった製品に対抗するものです。ガーマン氏は「発売は差し迫っていない」と話していたため、Appleがこうした製品を発売する保証はないようですが、まだAppleが新たなスマートスピーカーを模索している可能性は高いと見て良さそうです。