スティーブ・ジョブズのこだわり満載の「初代Appleストア」はどんな様子だったのか?

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広いApple Storeを上手に活用する方法とは?




そこでAppleはストア内に「ソリューション」コーナーを設置しました。そのコーナーには、Apple製品と互換性のあるサードパーティーアクセサリーが展示されていました。

まず店に入ると、「Home」と「Pro」という2つのエリアがあります。

homeコーナーは右側に位置し、そこには「iMac」や「iBook」など、Appleの一般消費者向けコンピューターが展示されていました。


その向かいにあるのがProコーナーです。そこには「Power Mac」や「Power Book」など、Apple製品で最もパワフルで高価なコンピュータが展示されています。

そして「Cinema Display」のようなPro向けのアクセサリーも展示されていました。


この2つの分割されたコーナーには、Apple製品の全てが揃っています。しかし、この2つのスペースを合わせても、店内の4分の1を占めているに過ぎませんでした。

そこで空いたスペースに「ソリューション」コーナーを設置したのです。そこには「ミュージック」「ムービー」「フォト」「キッズ」の4つのコーナーがあります。


4つのコーナーのスペースを全て合わせると、店全体の50%に相当し、そこにApple製品で使えるサードパーティー製品が並べられました。

コーナーには「デジタルカメラ」が6台、「MP3プレーヤー」が6台、そして「PDA」が6台、展示されていました。そして、すべてのApple製品に実際に接続して、動作を確認することもできました。

また、キッズコーナーにはデバイスではなく、教育用のソフトウェアやゲームが豊富に揃っていて、子供たちは4台の「iMac」で自由に試せるようになっていました。


そして、店の裏側の脇にApple製品をサポートする「Genius Bar」が設置されていました。当初のGenius Barは椅子が5つしかありませんでした。


現在のApple StoreのGenius Barは、店の奥に数十人のお客さんを収容することができます。


昔のGenius Barで受けられるサービスは限られていて、当時はカウンターに赤い固定電話機があり、自身で解決できない時にその電話を使い、クパチーノにあるApple本社に直接電話をかけて質問することができたのです。


Genius Barの向かいには、エトセトラと呼ばれるコーナーがあり「ケーブル」「アダプター」「電源」「紙」「インク」そして「プリンター」「スキャナー」などが販売されていました。

そして当時のApple Storeの一番の特徴は、店の奥のスペースにシアターがあったことです。

そのシアターには、3mのプロジェクションスクリーンがあり、そこでCMやデモビデオ、iTunesの使い方などが流されていました。


しかし、このシアターは、2012年までにすべての店舗から撤去されました。その代わりに、空いたスペースをGenius Barの拡大に使ったり、増え続ける製品を展示するためのテーブル置き場として利用しました。

ただ、2017年にAppleが企画したセッションに参加できる「Today At Apple」を実施するために、シアターのコンセプトが復活しました。

Appleは世界中の店舗に大型スクリーンと座席エリアを再び導入して、そこで教育セッションやプレゼンテーションを実施しようとしたのです。


そして、昔のApple Storeの最後のコーナーは、中央部の通路にありました。そこには、ゲームからプロ用アプリケーションまで、300タイトル以上のソフトが並んでいました。今ではインターネットで簡単にダウンロードできるようになったので、必要のないものです。

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