iPhone 11を取り戻した持ち主の反応は?
水中に落ちていたiPhoneを回収したあと、どのような経緯で持ち主の手に戻ったのでしょうか?
まずは、電源が入るのかを確認します。ただ、電源が入ってもロックがかかっていた場合は、アクセスできません。iPhoneはロックシステムが優れているため、すぐに解読することはできません。
しかし、初期化してしまうと、元のデータが消えてしまいます。
そのため、SIMカードを取り出して、違うスマートフォンに差し込みました。すると電話番号や届いたメッセージを確認することができます。そして、連絡をしてきた宛先に電話をかけたりメッセージを送り、持ち主とコンタクトを取ることができたのです。
しかし、通信環境によっては連絡が届かない場合があります。そのため、必ず持ち主と連絡がとれるとは限りません。今回のiPhone 11の持ち主もある日とつぜん「湖で携帯電話を落としませんでしたか?」というメッセージが届いたそうです。
iPhone 11の持ち主だった女性はこの出来事について、以下のように語っています。
失くしてショックだったものを受け取るなんて、どんな気持ちなのかわかりませんでした。
でも、私の人生における大きな時間の思い出や断片を返してもらえたような気がして、そのことに本当に感謝しています。
この奇跡が実現できたのは、iPhoneの防水性能が優秀だったからです。6ヶ月も水中にあったにもかかわらず浸水していなかったというのは驚きです。
iPhoneを浅いビーチやプールに落としてしまっても、生き残る可能性があることを知っていることは心強い事実ですが、だからといって油断は禁物です。まず、水辺にスマートフォンを持っていく場合は、使わない間はジッパー付きのポケットに入れておくべきです。
今回の件でも、水中のiPhoneをダイバーが見つけてくれたとしても、実際に手元に戻るのに6ヶ月というとても長い時間がかかりました。大事なデータを失わないためにも、少なくともバックアップを取っておくことは怠らないほうがよさそうです。