600億円でAppleが開発した「人工衛星SOS」で呼ばれた救助隊が驚愕した理由
AppleはiOS 16.1のリリースに伴い、iPhone 14の所有者が通信接続が利用できない場合に、衛星接続を使用して緊急サービスに連絡できるようにするための、衛星経由の緊急SOSをリリースしました。
リリースして間もないこのサービスですが、早速アラスカで人命救助に役立ったようです。
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iPhone 14の緊急SOS機能が遭難者の命を救う
12月1日早朝、アラスカ州警察に、米国アラスカ州ノールビクからコツェビューへ、スノーモービルで移動中の男性が立ち往生しているとの警報が届きました。男性は寒冷な環境におり、通信手段もなかったとのこと。
男性はiPhone 14の緊急SOS機能を起動し、衛星通信経由で当局に状況を知らせました。Appleの緊急対応センターは地元の捜索救助隊などと協力し、中継されたGPS座標に、すぐにボランティアの捜索隊が送り出されました。
男性は無事救助され、怪我もなかったとのこと。彼がいた地域はかなり僻地で、衛星接続が可能なエリアとしてもギリギリだったそうです。Appleによると、カナダ北部やアラスカなど緯度62度以上の場所では衛星接続ができない可能性があるとされており、ノールビクからコツェビューは緯度69度に近い場所に位置しています。
テック系メディア「MacRumors」によれば、救助にあたった隊員たちは「最初の警報に含まれる情報の正確さと完全さに感銘を受けた」と述べたそうです。衛星を使った緊急SOS機能は、警報が発信される前にいくつかの質問をすることで、救助活動を迅速に行えるように設計されています。
衛星通信による緊急SOS機能は、すべてのiPhone 14ユーザー(現状は米国のみ対応)が利用でき、緊急事態が発生し、WiFiまたは携帯電話接続が利用できない場合に作動させることができます。なお、対応国は徐々に広げられる予定で、近日中にはフランス、ドイツ、アイルランド、英国に拡大する予定となっています。
Appleのプレスリリースによれば、この機能は「米国インフラへの4.5億ドル(約608億円)の投資」によって実現したとのこと。この機能は2年間無料で使用することが可能とされていますが、Appleはこの機能が将来的にいくらのオプションになるのかを明かしていません。
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