誰も儲からない「フードデリバリー産業」の残念な仕組み

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フードデリバリーに対応している「レストラン」側の問題とは?


顧客や配達員に負担がかかるフードデリバリーですが、実は料理を提供するレストラン側にも大きな問題があります。一体どのような問題があるのでしょうか?

手数料とトラブル問題


レストランは、フードデリバリーアプリに掲載されオススメして貰うために、15、25、30%の手数料を支払っています。レストランは利益率が3~5%と非常に低いため、これらの手数料がビジネスを圧迫していることは間違いありません。

コロナ禍によって、世間はフードデリバリーを利用することに慣れてしまっています。そのため、レストランは高い手数料を支払ってでもフードデリバリーを継続し続けなければならないのです。

また、配達の際に遅延が発生して客からクレームを受けることもあります。あるいは、料理の準備が出来たにもかかわらず、配達員が見つからないため注文をキャンセルせざるを得ないこともあります。つまり、フードデリバリーはレストラン側にも大きな負担となっているということです。

フードデリバリー業界の問題


顧客、配達員、レストランに負担を与えるフードデリバリーですが、実は運営側も上手くいっているワケではありません。世界最大級のサービスですら、4年前から1兆円から1.3兆円の赤字を出しています。

フードデリバリービジネスで成功しているのはピザチェーンだけです。どのピザ屋もごく狭い範囲にしか配達せず、フルタイムの配達ドライバーを抱え、何十年もかけて非常に効率的な配達プロセスを構築しています。

しかし、最近のデリバリーは、基本的にこれと正反対です。ドライバーは、配達のたびに異なるレストランに行かなければなりません。また、非常に広い範囲を配達する必要もあります。このように、現状のフードデリバリーの仕組みでは利益を出すことが非常に難しいのです。

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