シャープは5月29日、ベーシックモデルのスマートフォン『AQUOS wish5』を発表しました。6月下旬以降に日本、台湾、シンガポールで発売予定です。
『AQUOS wish5』の特徴は、スマートフォンとして初めて振動で発動する防犯アラート機能を搭載している点です。スマホ本体を振ることで、大音量の警告音が鳴り、あらかじめ設定した連絡先に自動で電話をかけて緊急時であることを通知します。また、同時に位置情報も送信され、カバンやランドセルなどに入れたままであっても、すぐに異変を知らせることができる仕組みになっています。
AIによる不審電話ブロック
さらに、AIを活用した電話アシスタント機能も新たに搭載されました。この機能は通話内容を解析し、不審な電話を自動的にブロックします。シャープによると、この機能が加わることで、緊急時にも安心して使えるスマートフォンとなっているとのことです。
ディスプレイには約6.6インチの大型画面を採用し、120Hzの高速駆動にも対応。輝度も向上し、なめらかで明るい表示が実現されています。また、大容量の5,000mAhバッテリーを搭載しており、長時間の動画視聴やゲームを楽しむことができます。
高温・高圧水流にも耐える防水性能
防水性能も強化され、IPX9規格に対応しました。80℃の高温や高圧の水流にも耐えるため、日常生活やアウトドアでの使用も安心です。
本体カラーは日本の美を表現した5色展開で、「MISORA（み空）」「NADESHIKO（撫子）」「WAKABA（若葉）」「YUKI（雪）」「SUMI（墨）」の中から選べます。さらに、筐体には約60％の再生プラスチック材が使用されており、環境にも配慮されています。
スマートフォンの安全機能への関心が高まる中、振動による防犯アラート機能という新しいアプローチが注目されています。特に子どもや高齢者の安全確保において、カバンに入れたままで作動する手軽さが実用性の高いポイントとなるでしょう。
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