無印良品が10代・20代のアプリ利用シェア4割獲得! 日用品・生活雑貨アプリ調査結果

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日用品・生活雑貨アプリの利用状況を示す円グラフと棒グラフ

 株式会社アイリッジは9月18日、日用品・生活雑貨アプリの利用に関する調査結果を発表しました。同調査では、10代・20代の若年層において「無印良品」のアプリが4割のシェアを獲得し、圧倒的な支持を集めていることが明らかになりました。

目次

調査概要と対象

 今回の調査は、全国の20歳から69歳の男女2,205名を対象とした事前アンケートを実施し、そのうち日用品・生活雑貨店のアプリを利用していると回答した220名に対して詳細な利用実態調査を行いました。

 対象となったアプリは、ニトリ、無印良品、カインズ、ロフト、イケア、フランフラン、ハンズの7ブランドです。調査期間は2025年3月25日から3月31日までの期間で実施されました。

利用率上位は「ニトリ」「無印良品」が6割超

 調査結果によると、回答者の47.2%が日用品・生活雑貨店のアプリを利用していると回答しました。

 その中でも「ニトリ」と「無印良品」のアプリは、それぞれ6割を超える人が利用していることが判明しました。これは消耗品や日用品の購入頻度が高く来店機会が多いことから、自然にアプリを使う習慣がつきやすいためと分析されています。

年代別利用傾向で明確な違い

年代別のアプリブランドシェアを示す棒グラフ

 年代別の分析では、興味深い傾向が見られました。10代・20代では「無印良品」のアプリがシェア4割を獲得し、次いで「ロフト」のアプリが多く利用されています。

 一方、30代以上では年齢が上がるほど「ニトリ」や「カインズ」のアプリ利用が拡大する傾向にあります。これは、ブランド性重視から生活密着型へと、年代による興味関心や重視ポイントの移り変わりが明確に表れた結果となりました。

使いやすさ評価で差が明確に

無印良品・ニトリ・カインズのアプリ使いやすさ評価比較グラフ

 アプリ別の使いやすさ評価では、利用率上位3つの「無印良品」「ニトリ」「カインズ」のアプリがいずれも「使いやすい」との回答が最多となりました。

 「無印良品」は「とても使いやすい」の割合が最も高く、高い品質を感じさせる結果となっています。「ニトリ」は「どちらともいえない」が他2社より多い傾向にあり、人により評価が分かれることがわかりました。

 「カインズ」は「使いやすい」が6割近くを占め、幅広い人から安定した評価が寄せられています。

OMO実現における重要な役割

 調査では、使いやすさの評価において「検索のしやすさ」「UIのわかりやすさ」「ポイント機能」などが重視されており、シンプルで直感的に操作できる設計が支持されていることも明らかになりました。

 また、商品検索や在庫確認、クーポン表示などの利用実態から、アプリが店頭での購買行動をスムーズに補完するチャネルとして機能していることがうかがえ、OMO(オンラインとオフラインを統合したマーケティング活動)の実現において重要な役割を担っていることが示されました。

 同社では、今後も世代ごとに異なる利用動機やニーズを踏まえたUX改善や機能設計を進めることで、アプリを通じた顧客エンゲージメントの向上につながると分析しています。

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