
株式会社ワコムは12月17日、「Wacom MovinkPad シリーズ」の最新Androidアップデートを公開しました。世界的に人気のイラストアプリ「ibisPaint X」との連携が新たにくわわり、「Wacom Canvas」や「Wacom Shelf」との連動も可能になります。
新機能の詳細
「ibisPaint X」との連携実現
今回のアップデートにより、「Wacom Canvas」で描いたスケッチを直接「ibisPaint X」で開いたり、「Wacom Shelf」上で「ibisPaint」のプロジェクトファイルを閲覧したりできるようになりました。「Wacom Shelf」は、「ibisPaint」のネイティブ形式であるIPVファイルに対応し、JPG、HEIC、PNG、CLIP、BMP、WEBP、TIFFなどとあわせて、作品を直感的に整理・管理できます。
「Wacom Canvas」と「Wacom Shelf」を「ibisPaint X」に最適化することで、シームレスな制作ワークフローが実現されています。
対応製品と利用方法
「Wacom MovinkPad 11」には本アップデートで「ibisPaint X」が追加されます。「Wacom MovinkPad Pro 14」ではGoogle Playから「ibisPaint X」、「Wacom Canvas」、「Wacom Shelf」を更新することで利用できるようになります。
180日間のプレミアム会員特典
新規・既存のすべての「Wacom MovinkPad」ユーザーを対象に、「アイビスペイント プレミアム会員」機能を180日間無償で利用できる特典が追加されました。
プレミアム会員では、以下の機能へのアクセスが可能になります。
- 広告非表示
- クラウドストレージ容量の20GB拡張
- ベクターツール
- 限定素材
- キャンバス紙質
- 限定フォント
- 高度なフィルター(トーンカーブやグラデーションマップなど)
なお、プレミアム会員特典の利用にはワコムIDの登録が必要です。
「Wacom MovinkPad シリーズ」について
「Wacom MovinkPad シリーズ」は、どこでも思いついたときに描けるポータブルなオールインワンタイプのクリエイティブパッドです。2025年7月に発売された「Wacom MovinkPad 11」と、同年10月発売の「Wacom MovinkPad Pro 14」の2モデルがラインアップされており、ワコムのペンテクノロジーとAndroid環境を融合しています。PC不要で完結する描画体験を提供しています。
「ibisPaint」について
世界中で5億回以上ダウンロードされている「ibisPaint」は、デジタルアートアプリとしてグローバルに高い認知度を誇っています。
企業コメント
ワコム クリエイティブエクスペリエンスユニット シニアバイスプレジデントの矢野幸治氏は、「ibisPaintとの連携により、Wacom MovinkPadシリーズは、これまで以上に多様なクリエイティブ体験を可能にします。ワコムのクリエイティブエコシステムが世界中の活気あるアートコミュニティとつながることで、より多くの方に新しい表現の場と可能性を提供できると考えています」とコメントしています。
株式会社アイビス モバイル事業部 営業・サポート課 課長の井上結加氏は、「このたび、Wacom MovinkPadシリーズにibisPaintが対応したことで、ユーザーの皆さまにこれまで以上に自由で直感的な創作環境を提供できるようになりました。どこにいても、思いついた瞬間に描ける。その自由さが、表現の世界をさらに広げられると信じています。また私達はクリエイターの皆様のお力になれることを大変嬉しく思います」とコメントしています。
関連リンク
- Wacom MovinkPad シリーズ公式ページ:https://www.wacom.com/products/portable-pads
