
株式会社スマートバンクは12月16日、AI家計簿アプリ「ワンバンク」の家計簿データを分析した2025年の支出実態を発表しました。同時に、家計を管理している1,425名を対象とした”無駄遣い”に関する調査結果も公開しています。
8割以上が2025年の”無駄遣い”を経験
2025年1年間の”無駄遣い”について調査したところ、「たくさん無駄遣いをした」と回答した人が18.5%、「何度か(月1回以上)無駄遣いをした」が38.3%、「ごく稀に(数ヶ月に1回程度)無駄遣いをした」が25.2%となり、合わせて82.0%が”無駄遣い”をしたと回答しています。

”無駄遣い”の原因として最も多かった回答は「イライラやストレスを解消するため(自分へのご褒美含む)」で35.7%となりました。次いで「とくに理由なく、我慢できずに買ってしまったため」(28.5%)、「セールや期間限定といった『今買わないと損』という焦りを感じたため」(28.0%)という結果になり、ストレス解消や衝動買い、限定商品への誘惑で”無駄遣い”をしてしまう傾向が明らかになっています。
2026年に支出を減らしたい項目、食費関連が独占

来年に最も支出を減らしたい項目について質問したところ、1位は「食品・飲料(お酒を除く)」で29.6%となりました。2位「外食」(26.9%)、3位「お酒」(15.6%)という結果になり、5位の「テイクアウト・デリバリー」(9.8%)も含めると、食費に関連した支出を減らしたいと思う人が多い傾向が見られます。
帝国データバンクによると、2025年通年の食品の値上げは累計2万580品目となっており、前年の実績(1万2520品目)を64.4%上回る状況です。こうした食品の値上げ増加が、人々の食費を減らしたいという意識に繋がっていると考察されます。
“無駄になりがちな出費”ランキング、食費関連が3項目

「ワンバンク」のAI支出チェッカー機能を用いた分析では、「Badな支出」と判断された割合が高かったカテゴリーとして、1位「ゲーム」(25.6%)、2位「コンビニ」(22.1%)、3位「アプリ」(19.9%)という結果になりました。4位「ファストフード」、5位「レストラン」を含めると、TOP5のうち3つが食費関連の支出となっており、多くのユーザーが日々の食品の購入や外食に対して後悔する傾向が高いことが明らかになっています。
地域別の食費支出実態、都道府県ごとに特色

「ワンバンク」の家計簿データで、年間一人あたりの食費関連支出を都道府県ごとに分析した結果、コンビニでは「北海道(55,971円)」が1位となりました。北海道は2020年時点で人口10万人あたりのコンビニエンスストア店舗数が全国1位となっており、地盤のセイコーマートが1,098店舗運営していることなどから、地域住民の生活にコンビニが深く浸透していると考察されます。
ファストフードでは「沖縄県(51,273円)」が1位という結果になっています。沖縄県はA&W、ジェフ、キングタコスなど、沖縄独自のローカルファストフード店が多く、地元民が多く訪れることが平均支出に影響していると見られます。
レストランでは「東京都(118,443円)」が1位となりました。東京都は総務省が公表している消費者物価地域差指数でも1位となっており、東京都の高い物価水準がレストランの支出に影響を与えていると考えられます。
コンビニ1回の来店支出、山梨県が最高

”無駄になりがちな出費カテゴリー”で2位となった「コンビニ」をさらに分析すると、1回の来店あたりの支出では、1位「山梨県(1,057円)」、2位「長野県(992円)」、3位「三重県(984円)」という結果になっています。1位の山梨県は唯一1,000円を超える支出となっており、1回の来店で相対的に高い支出がなされていることが分かります。
その他の食費関連支出、スーパーと居酒屋で地域差

コンビニ、ファストフード、レストラン以外の食費関連支出について、年間一人あたりの支出を都道府県ごとに分析した結果、スーパーでは東京都が1位となりました。
また、居酒屋・バーでは「青森県」が1位という結果になっています。青森県は総務省の家計調査における酒類支出で青森市が1位となっており、ユーグレナによる2022年の「お酒に強い遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」でも1位となっています。青森県民のお酒に対する高い嗜好が居酒屋・バーでの支出に影響しているかもしれません。
AI支出チェッカーについて
AI支出チェッカーは、ユーザーが自分自身の支出を振り返りながら、「あなたにとって大切なもの(Goodな支出)」と「必要でないものや後悔したもの(Badな支出)」を直感的に分類していくことにより、AIがお金の使い方の好みを学習する機能です。
- AI支出チェッカーについて詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000080496.html
家計改善チャレンジレポート第3弾公開中

スマートバンクでは、応募者の中から抽選で選ばれたユーザーを対象に、お金の専門家のアドバイスを受けながら家計改善に挑戦する「家計改善チャレンジ」を実施しました。第3弾では、「ワンバンク」を活用した家計管理で、何にいくら使っているのか分からなかった家計簿初心者が、1ヶ月続けて変わった事例が紹介されています。
- 家計改善チャレンジレポート第3弾:https://note.com/onebank/n/nb6165012a295?sub_rt=share_pw
AI家計簿アプリ「ワンバンク」について
ワンバンク(旧名称:B/43)は、日々の支出をかんたんに記録でき、無理なく続けられる次世代の家計管理アプリです。Visaプリペイドカードを発行するとキャッシュレス決済にも対応し、使いすぎを防ぎながら安心してお買い物ができます。
シンプルな家計簿にAIが搭載されているため、レシート整理から改善提案まですべて自動で対応されます。さらに、日々家計管理をするだけでポイントが獲得でき、続けるほどおトクになります。家族やパートナーとふたりでひとつの口座で家計を一緒に管理したり、子ども用カードで親子の支出をリアルタイムに把握したりと、家族のスタイルに合わせた使い方が可能です。支払い・家計簿・共有管理・ポイント獲得まで、これひとつで完結する新しい家計管理体験が提供されています。
2021年4月のリリース以降、ユーザーの皆様にご活用いただき、2025年7月時点で累計ダウンロードは200万件にまで拡大しています。
- ワンバンク公式サイト:https://onebank.jp/
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