
コクヨ株式会社は12月19日、勉強アプリ『CarryCampus(キャリーキャンパス)』ユーザーを対象に実施した「家庭学習に関する実態調査」の結果を公開しました。
調査結果の概要
この調査では、中高生が家庭でどのように学び、デジタルツールをどう活用しているかを調査しました。デジタルネイティブ世代の学習方法に大きな変化が見られることが判明しています。
詳細レポートは男女別や成績別の結果も含めて、以下のダウンロードフォームから無料で入手できます。
- レポートダウンロード申込フォーム:https://kokuyo.co.jp/study/contact/press2512.html
デジタルデバイス上での手書き、中高生の3割が実践
家庭学習時の「手書き」について、何に書くことが多いかという質問に対し、「紙系(ノート、ルーズリーフ、メモ帳)」が90.8%、「教材系(プリント、教科書、問題集)」が61.9%、「デジタル系(タブレット・PC、スマートフォン)」が33.3%と回答がありました。
デバイスの普及に伴い、単に見るだけではなく、タブレット等のデジタル上で「書く」行為も行う中高生が3人に1人存在することが分かりました。デジタルネイティブとして幼い頃からデバイスに触れてきているため、文具と同じように使用する中高生が増えてきていると考えられます。

勉強がわからない時、AIに質問が57%で3位に
家庭学習で困った際の解決方法について調査したところ、インターネット(69.8%)や教科書・参考書(69.3%)での調べものに次いで、「AIに質問」が57.1%で3位という結果となりました。
学校の先生に質問する割合(50.6%)や友達に質問する割合(55.3%)を上回っており、中高生にとってAIは身近な存在となり、疑問をすぐに解決してくれる勉強のパートナーになっているとのことです。

有料学習サービス利用は15%、質向上が主な理由
有料教育サービスを利用したことがあると答えた中高生は15.3%となりました。課金理由としては、「学力アップ」(45.9%)、「勉強をはかどらせる」(43.9%)が上位となっています。
テストなどの具体的な目標だけでなく、勉強の質を向上させるために有料の教育サービスを活用していることが判明しました。

調査概要
調査は以下の条件で実施されました。
- 調査テーマ:家庭学習についてのアンケート
- 調査方法:インターネットによる調査
- 調査時期:2025年2月7日~2月17日、2025年10月3日~10月28日
- 調査対象:CarryCampusユーザー(中高生)
- 有効回答数:2月調査1,285名、10月調査794名
CarryCampusについて
『CarryCampus(キャリーキャンパス)』は、ノート管理・編集アプリです。暗記ツールで効率的にテスト勉強をすることができるとのことです。
