
GRASグループ株式会社が運営するメディア「星のまなびカフェ」は3月10日、生成AI(ChatGPT、Gemini等)を利用している男女300名を対象とした「生成AI利用におけるストレス実態調査」の結果を発表しました。
調査概要
生成AIの利用経験がある男女300名を対象に、2026年3月にインターネットによる匿名アンケート形式で実施された調査です。AIへのストレス実態や暴言経験の有無、利用頻度との相関関係などを明らかにすることを目的としています。
AIにイラつく原因ランキング

全体の77.7%(233人)が「生成AIにイラッとした経験がある」と回答しました。
イライラの原因として最も多かったのは「何度言っても通じない、同じミスを繰り返す」で36.7%(110人)でした。次いで「嘘をつく、知ったかぶりをする」が23.0%(69人)、「説教くさい、正論ばかり言ってくる」が7.7%(23人)、「『わかりません』とはぐらかす」が6.3%(19人)と続きました。
自由記述では「AIへのイライラは、期待値の高さと融通の利かなさのギャップから生まれると思います。人間相手なら諦めがつくことも、AI相手だと『なぜ完璧にできるはずなのに、こんな簡単なことができないのか』という万能性への期待がストレスに変わる」というコメントが寄せられています。
調査では、ユーザーがAIに対して「ミスをしない完璧な存在」という過剰な期待を抱いているため、AIが文脈を理解できず同じミスを繰り返した際に強いフラストレーションを感じやすい傾向があるとしています。
ヘビーユーザーの3人に1人がAIに暴言を経験

全体では19.0%(57人)が「バカ」などの暴言をAIに向けた経験があると回答しました。しかし利用頻度別に見ると、明確な傾向の違いが浮かび上がりました。

毎日使い倒しているヘビーユーザーでは暴言経験率が32.5%に上り、週に1回程度の利用者(3.3%)と比較すると約10倍の差があります。また「1日に1回は使う」層では18.6%、「週に数日使う」層では13.0%と、利用頻度が上がるほど暴言経験率も高くなる傾向が確認されました。
この結果について調査では、AIが生活や業務の「パートナー」として深く入り込むほど、ユーザーが無意識にAIを擬人化し、思い通りに動かないことへの攻撃性が増幅してしまう「モラハラ気質」の危険性が示唆されると分析しています。
全文レポートでは「暴言後の罪悪感」なども公開
調査レポートの全文は「星のまなびカフェ」の公式サイトにて無料公開されています。全文では以下の内容が読めます。
- 第3章:暴言のあとに訪れる「奇妙な罪悪感」(暴言を吐いた人の66.7%が直後に後悔や虚しさを感じているというデータを含む)
- 第4章:外見の進化がもたらす「共感」と「苛立ち」の二極化
- 第5章:現代社会の「感情のゴミ箱」としてのAI
- 第6章:ユーザーの生の声に見る「AIストレス」のリアル
- 調査レポート全文:https://every-day-is-a-new-day.com/survey-ai-stressed/
