キャッシュレス比率70%以上が55%! 現金1万円以上持ち歩く人も57.7%――300人調査で見えた”二刀流”の支払い実態

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直近1か月のキャッシュレス決済利用割合を示す棒グラフ

 株式会社AZWAYは3月11日、日常の支払い方法や現金の持ち歩き方、キャッシュレスに対する不安点などを把握するためのアンケート調査結果を発表しました。

 調査は2026年1月6日〜12日にかけてインターネット上で実施され、10代〜70代以上の男女300人から回答を得ています。その結果、直近1か月の支払い金額に占めるキャッシュレス割合が70%以上の人は55.0%(165人)と過半数に達した一方、現金を1万円以上持ち歩く人も57.7%(173人)にのぼり、キャッシュレス化が進んでも現金は手放せないという実態が浮き彫りになりました。

目次

店頭キャッシュレス決済は月5回以上が70.0%

直近1か月の店頭キャッシュレス決済回数を示す棒グラフ

 直近1か月の店頭でのキャッシュレス決済回数を尋ねたところ、月5回以上の利用が70.0%(210人)と多数派でした。内訳は以下の通りです。

  • 0回:9.0%(27人)
  • 5回未満:21.0%(63人)
  • 5〜10回:27.7%(83人)
  • 11〜20回:22.3%(67人)
  • 21〜40回:13.3%(40人)
  • 41回以上:6.7%(20人)

 月11回以上(週3回程度)の利用者が42.3%に達しており、コンビニやスーパーなど日常的な買い物でキャッシュレスを選ぶ習慣が広く浸透していることがうかがえます。

 一方で、まったく使わない層も9.0%存在しており、キャッシュレス化には個人差があることも示されています。

キャッシュレス割合100%は6.0%にとどまる

 支払い金額に占めるキャッシュレス割合を見ると、70%以上が55.0%(165人)と過半数に達したものの、100%(完全キャッシュレス)は6.0%(18人)にとどまりました。

  • 0%:6.0%(18人)
  • 10%:9.3%(28人)
  • 20%:6.0%(18人)
  • 30%:7.3%(22人)
  • 40%:3.0%(9人)
  • 50%:8.7%(26人)
  • 60%:4.7%(14人)
  • 70%:9.3%(28人)
  • 80%:18.0%(54人)
  • 90%:21.7%(65人)
  • 100%:6.0%(18人)

 また、キャッシュレス割合が100%の18人のうち、現金をまったく持ち歩かない人は22.2%(4人)にとどまっており、支払いをすべてキャッシュレスで済ませていても、非常時に備えて現金を携帯している人が多いことが分かりました。

現金は「1万円以上」持ち歩く人が57.7%

持ち歩く現金の目安の内訳を示す円グラフと棒グラフ

 持ち歩く現金額については、1万円以上を携帯している人が57.7%(173人)と半数を超えました。現金をまったく持ち歩かない人は2.0%(6人)にとどまっています。

  • 0円:2.0%(6人)
  • 1,000円未満:1.7%(5人)
  • 1,000〜4,999円:0.3%(1人)
  • 5,000〜9,999円:38.3%(115人)
  • 10,000〜19,999円:35.3%(106人)
  • 20,000円以上:22.3%(67人)
  •  日常の支払いはキャッシュレス中心でありながら、通信障害や店舗の未対応、スマートフォンの電池切れといったリスクを想定し、「使うのはキャッシュレス、備えるのは現金」という二段構えの支払いスタイルが定着している様子がうかがえます。

    利用手段TOP3はクレジットカード・QRコード決済・交通系IC

    直近1か月で利用したキャッシュレス手段の割合を示す棒グラフ

     直近1か月で利用したキャッシュレス手段(複数回答)では、クレジットカードが79.0%(237人)で最多となりました。

    • クレジットカード:79.0%(237人)
    • QRコード決済:63.7%(191人)
    • 交通系IC(Suica等):53.3%(160人)
    • 電子マネー(iD、QUICPay等):32.3%(97人)
    • デビットカード:10.3%(31人)
    • まったく利用していない:2.3%(7人)

     クレジットカードが8割近くを占める一方、QRコード決済が6割超、交通系ICが5割超と続いており、多くの人が複数の手段を場面に応じて使い分けている実態が示されています。

    キャッシュレスを使う理由はポイント・還元が77.0%で最多

    キャッシュレスを使う理由の割合を示す棒グラフ

     キャッシュレスを使う理由(複数回答)では、「ポイント・還元がある」が77.0%(231人)で最多となりました。

    • ポイント・還元がある:77.0%(231人)
    • 支払いが早い:56.7%(170人)
    • 現金を持ち歩きたくない:55.3%(166人)
    • 家計簿・明細で管理しやすい:54.0%(162人)
    • 小銭が増えない:38.0%(114人)
    • 感染症対策など衛生面:5.7%(17人)
    • その他:2.0%(6人)
    • 使いたくない:0.0%(0人)

     2位以下には「支払いが早い」「現金を持ち歩きたくない」「家計簿・明細で管理しやすい」といった利便性に関する項目が5割超で続いており、経済的メリットと時間的・管理的メリットの両方がキャッシュレスを選ぶ動機になっていることがわかります。

     自由記述では「ちょっとコンビニに行く際など、スマホだけ持っていけばよくて楽」「子どもと手を繋いで買い物をしているときに片手で決済ができるから」「バッグの中がすっきりして、無駄買いが減ります」といった声が寄せられており、キャッシュレスが生活スタイルそのものを変える要素として機能している様子がうかがえます。

    困った経験は「店が未対応」が50.3%で最多

    キャッシュレス決済で困った経験の割合を示す棒グラフ

     キャッシュレス決済で困った経験(複数回答)では、「お店が対応していなかった」が50.3%(151人)で最多となりました。

    • お店が対応していなかった:50.3%(151人)
    • 通信障害で使えない:32.7%(98人)
    • スマートフォンの電池切れで使えなかった:27.3%(82人)
    • 使いすぎた(予算オーバー):12.7%(38人)
    • 不正利用が怖い:11.7%(35人)
    • アプリやカードが多く管理が面倒:10.0%(30人)
    • ポイント還元やキャンペーンが複雑:9.0%(27人)
    • その他:4.3%(13人)
    • とくになし:16.7%(50人)

     通信障害とスマホの電池切れは合わせて約6割の人が経験しており、キャッシュレスがインフラに依存するがゆえの脆弱性が、現金を持ち歩く理由の一つになっていると考えられます。

     自由記述では「レジの端末になかなか認識されなかった」「カードの暗証番号を忘れた」「カード会社から不正利用を疑われ、説明が大変面倒だった」といった声も寄せられています。

    社会の完全キャッシュレス化は賛成63.3%・反対36.7%

    社会の完全キャッシュレス化への賛成・反対の意向を示すグラフ

     社会全体が完全キャッシュレスになることへの意向を尋ねたところ、賛成(条件付き含む)が63.3%(190人)、反対(条件付き含む)が36.7%(110人)という結果になりました。

    • 大賛成:6.7%(20人)
    • 賛成:32.0%(96人)
    • 条件付きで賛成:24.7%(74人)
    • 条件付きで反対:21.7%(65人)
    • 反対:13.3%(40人)
    • 大反対:1.7%(5人)

     賛成派の中でも無条件の賛成は38.7%にとどまり、条件付き賛成が24.7%を占めています。賛成側からは「手間が減る」「管理しやすい」「防犯面で安心」といった声が挙がった一方、反対側からは「災害・停電・通信障害時のリスク」「高齢者など使いづらい層への配慮」「店舗側の手数料負担」といった懸念が多く見られたとのことです。

    キャッシュレスと現金の”二刀流”が現代の主流

     今回の調査では、日常の支払いがキャッシュレス中心へ移行しつつも、完全に現金を手放せない実態が数字として示されました。通信障害や店舗の未対応、スマートフォンの電池切れといった不測の事態への備えとして、現金を一定額携帯するスタイルが広く定着していることがうかがえます。

     完全キャッシュレス化の実現には、非常時のバックアップ体制の整備や誰でも使える環境の確保、店舗側の手数料負担の軽減といった課題への対応が求められそうです。

     調査の全集計結果データは株式会社AZWAYの公式サイトで閲覧できます。

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