コミュニティの方向性を決めるのはユーザーだから:BigCanvas中島聡対談 その6

生きてるだけで丸儲け


コミュニティの方向性を決めるのは管理者にもできなくて、やっぱりユーザーが決めることだから。

BigCanvas中島聡対談のまとめページはこちら
生きてるだけで丸儲け:BigCanvas 中島聡対談まとめ

■AppBank

中島さん自信も炎上経験あるんですか?

■中島聡

そりゃありますよ。PhotoShareじゃないけど、ブログでですけど。

何で炎上したんだっけな?

そうだそうだ。つまらないことですよ、鳥取砂丘に大学生が絵を描いた話をブログで書いて、あんなのたいしたことないんじゃないの、みたいな。
そしたら、天然記念物に対してあんなことをした学生を、学生がやるのはいいけど、大人がそれを認めるのはダメだ、みたいな話になって。

■AppBank

それで炎上したんですか?
アルファブロガーって大変ですね。

■中島聡

それで僕を擁護する人と僕を批判する人が戦いを始めちゃって。

■AppBank

物量の戦いになっていくんですね。

そういう時って記事更新しまくって該当エントリーを彼方に流しちゃう人いますよね。
切込隊長とか、前炎上してたときものすごい数更新してて面白かったです。

■中島聡

ブログをやっていた経験と、PhotoShareを運営するところって、少しつながってます。
見ていると炎上している写真もありますよね。

■AppBank

たまに炎上するぐらいとかもいいんじゃないですか。

■iPhone・iPod touch ラボ

それだけ思いいれがあるってことでしょうし。

■AppBank

そういう炎上とか匿名からの批判とかって、最初の一言目がきつくないですか?
罵倒なり、悪ぐちなり、最初の一言が一番辛いというか、凹むというか。

■中島聡

ブログをそれで止めちゃう人結構多いでしょ。
最初は凹みますよね。

■AppBank

凹みますよ!

■中島聡

特にブログを始めて最初の頃って、一生懸命気合いれて更新しているのになんか「ガツン!」と痛いところ付いてくる奴いますよね。

■AppBank

頭がいい人で。

■中島聡

知ってるんですよ。
どうやったら傷つくのか。

■AppBank

なんとなくわかります。

■中島聡

それでグーンと凹んじゃうんですよね。

■iPhone・iPod touch ラボ

応援してくれている人の声って気が付かないですよね、表に出ないから。

ネガティブなのはすぐに表に出てくるから、それが目に入っちゃうと傷つきますよね。

■AppBank

ブログよりも写真の場合の方がより深く傷つきやすそうですよね。

風景とか食べてるご飯ならいいけど、自分撮りとかしたときに、容姿・見た目に対しての文句とか、どうしょうもない変えようのないものに対しての悪口とかはかなりきついですよね。
そういうのを根本的に解決できればいいんですけど。

■中島聡

それはネットに限らないですよね。学校もそうだし。

■AppBank

コミュニケーションだから当然ですかね。

■中島聡

管理者としてできるのは、明らかに悪質な人を排除して、コミュニティとしてでるだけ健全な方向に持っていくっていうことだけかな。
コミュニティとして、こっちの方向に持っていくってことはできないよね。コミュニティの方向性を決めるのは管理者にもできなくて、やっぱりユーザーが決めることだから。
唯一できるのは、どうしても来てほしくない人を排除するだけ。

■AppBank

コミュニティにおける最低限の総意を実行するわけですね。

■中島聡

写真に関しては議論が本当にたくさんあって、一番わかりやすいのは、何がエロ写真か、って言う線引き。

これは難しい問題で、どの写真がダメか、とか基本的には会社として決めない、ということにしたんです。

写真を見て判断するのが僕であれ人を雇ってその人が判断するのであれ、必ず人の判断が間に入るわけであって、どぎついエロはダメって言っても、どこからがどぎついとか決めれないし、そこはユーザーに決めてもらうようにしているんです。

その辺はアルゴリズムで。何回不適切っていう指摘があったら消えるとか。アルゴリズムは随時更新していますけど。
でも、そういうコミュニティ自身に決めてもらうっていう方法が一番いいみたいです。

明らかに不適切な写真が出ると一瞬にして消えますしね、今のコミュニティの状況は。たまにボーダーラインの写真とかがあって、で、どうしても判断に悩むところとか、僕に連絡きますしね。

明らかに写真で性器を出す人とか来てほしくないし、そういうユーザーの排除はわかりやすい。

でも、普段はご飯とか風景の写真とかを上げている人が、たまにグラビアの写真を1枚あげちゃって、それが不適切って通報されて追い込まれちゃうのはかわいそうだし、そういうのは僕が見に行って、この人は普段はこんなにご飯の写真をあげているんだなぁ、とか見ながら判断している。たった1枚のグラビア写真を上げたことでコミュニティから退会させられるのはかわいそうですよね。

■AppBank

ものすごい手間かけてますよね。おもてなしですね。

■中島聡

それをしないわけにはいけないですよね。

判断しないといけないんだから。だってサービスとしての判断でしょ。

例えば飲み屋を経営していて変な客が来たら追い出すんですよ。でもどこまで許容できるかって、どんな客を追い出すか、どういう風に追い出すのか、って店長の仕事ですよね。
アルバイトの学生には任せられないことです。

■AppBank

中島さんの横で半年間ROMってないと判断できないですね。
半年間勉強しないと。

■中島聡

なかなか難しいですよね。

結局はサービスだから。
自分で「おもてなし」と言うけれど、本当に大変ですよね。
ソフトを開発できる時間は本当に短いです。サービスとして魅力的なものにするにはどうしたらいいか、ずっと考えているんですけど。。。

■AppBank

僕は昔の写真に簡単にたどりつける機能がほしいです。
自分のも誰かのも。

■中島聡

はい。わかりました。
どんどんリクエストしてください。

今のは最新の100件までしか見れないようになっています。
iPhoneだけじゃなくてウェブもそうです。その辺もちゃんとしないといけない。

BigCanvas中島聡対談の続きはこちら

この記事の続きはこちら
入り口としてのアプリ配布って考え方:BigCanvas中島聡対談 その7

BigCanvas中島聡対談のまとめページはこちら
生きてるだけで丸儲け:BigCanvas 中島聡対談まとめ

中島聡さんのBigCanvas製アプリのいろいろ

ネコ写真が世界中から集まる、共有する。 ⇒ CatClub
イヌ写真が世界中から集まる、共有する。 ⇒ DogClub
写真から色が飛び出るColorCanvasの115円版、かなり使いやすくなりました。 ⇒ ColorCanvas Plus

アプリのレビュー一覧はこちらから。
Big Canvas Inc. PhotoShareを中心に、写真を使ったiPhoneライフをもっと楽しくするアプリを提供しています。

参考になったらシェアお願いします!
▼新着記事やオススメ記事を投稿中!
Twitterをフォローする → AppBank(@appbank)
Facebookページをいいねする → AppBank

オススメ