[iPad, iPhone] (無料版)本当は怖い日本の童話: 人間の欲望をグロテスクに描写。日本童話の新しい解釈とは?3214

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人間のグロテスクさを思い知らされる1冊(無料版)本当は怖い日本の童話

(無料版)本当は怖い日本の童話


『鶴の恩返し』『花咲かじい』『かちかち山』『桃太郎』ほか全10話を収録。

どれも聞いた・読んだことのある童話ばかりで、のんびりとした話だったはずですが…。
いったいどんな「怖い」童話になっているのでしょうか?

詳しくご紹介します。

※本編を読むには600円のアドオンを購入する必要があります。


(無料版)本当は怖い日本の童話

まずはアプリの使用感などをご紹介します。
感想は末尾に記載しています。

目次

iPadで読む

サブタイトルはどれもおどろおどろしい展開を予感させるものばかり。
タイトルだけで恐ろしいのは『人柱伝説』と『飯食わぬ女房』ですね。

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読めるのは「目次」と「はじめに」のみ。

本編を読むにはアドオンを購入します。


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本編に収録されている「鶴の恩返し」。

文字もクッキリと表示され、ドットの粗さを感じる場面はありません。

読みやすいです。


横表示にすると2ページの見開き表示になります。
また、この絵がグロテスクなんですよ…。

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最後には童話研究家の桜澤麻衣氏による童話の解説があります。

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縦表示。

Retina Displayでも読みやすい解像度です。


横表示でも読むことはできますが、字はかなり細かくなります。

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挿し絵もちゃんと見れます。


読んでみた感想

どの話にも共通するのは人間の欲の深さ。それがグロテスクな行動へと繋がります。
ところどころ、規制に引っ掛からなかったのが不思議なくらいの話もあります。
しかし単に童話をグロテスクに解釈するだけでないのが、この本の素晴らしいところ。

どの童話の後にも童話研究家、桜澤麻衣氏の解説を収録。当時の文化・風俗・慣習を踏まえた上での童話の意味合いを説明しています。
後味の悪い話が多いだけに、この冷静な解説はなかなか面白く、「なるほど、こういう解釈もあるのか」と唸らされます。

ぜひ新しい解釈に基づく童話の結末を、あなたの目でご覧になってください。


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