AppStoreでサクラにレビューを書かせた会社に重なった不運とそのiPhoneアプリの顛末。

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以前amazonメカニカルターク経由で自分のiPhoneアプリに最高評価をつけるよに仕事を依頼していた会社のiPhoneアプリにまたまた重大な問題が発生し、どうやらAppStoreから引き下げることになったそうです。



iPhone Savior: ‘Santa Live’ App Gets Run Over By A Reindeerよりほぼ訳。

11月中旬ころから糾弾旋風を巻き起こしたSanta LiveというiPhoneアプリがついにAppStoreから、開発者Adam Majewskiの手によって姿を消した。理由はとあるユーザーからのクレームで内容は”おばあちゃんがトナカイそりにひかれちゃった(Grandma Got Run Over By a Reindeer)”という曲をアプリに収録していたことだという。

そのSanta LiveというiPhoneアプリは、サンタが中心となる続き物の3Dビデオから構成されており、彼の嫁と若干のエルフが彼を北極から送り出すところから始まる。そのiPhoneアプリは感謝祭の日から動画を更新することになっており、サンタがおつとめを終えるクリスマスまで、そのサンタクロースの活動を日替わりでお届けすることになっている。

そのSanta LiveがApp Storeにお目見えしてすぐの11月14日に、Wired Gadget Labがこのような記事を書いた。日本語はこちら)タイトルには「iPhoneアプリの開発者はおそらくレビュアーを動員している。”iPhone Developer May Be Bribing Reviewers”」開発会社である the Casual Game Networkがおそらくお金を払ってレビューを書かせている、しかもそのiPhoneアプリが素敵に見えるようなレビューを書くように頼んでいると指摘している。いくらかのエントリは他の高PVサイトGizmodeArstechnicaによって取り上げられている。(注:2つのサイトの日本版サイト内の訳を見つけることができませんでした。)

子ども達のためのジョークアプリであるSanta Liveの開発者は最高評価をつけるレビューには$4提供するという内容で、amazonのメカニカルサイトに公告を出した。

Majewski は彼のアプリにお金をもらってポジティブな評価をつける事に対する強烈な個人避難を受けたというiPhoneユーザーからのネガティブなメールが大量にやってきていると電話インタビューで答えた。純朴なiPhone信者の忠誠心が聖ニックによって裏切られたと感じられたのであろう。(注:意味不明)

一つのメールは「お前は金を払ってレビューを書かせているんだって?なんて糞野郎なんだ!」他には「あんたは嫌なやつだな。」や「お前のアプリやアカウントが二度と使えなくなっても驚かないように」という物もあった。

今朝、Majewskiには12月5日放送分の「サンタ、メールを受け取ったの巻」に収録されている”おばあちゃんがトナカイそりにひかれちゃった(Grandma Got Run Over By a Reindeer)”を聞いてしまったユーザーからの新しい類のメールが怒濤のようにやってきた。親たちは”これはひどい”と受け止めた。3歳の息子が親にこの歌の意味を教えて、おばあちゃんがトナカイそりに轢かれて死んじゃうってなんで?とせがむんだが、と抗議をした。ようやく糾弾の雨あられかが収まったとおもった所に、またまたひどい頭痛が山盛りのようにやってきたのだった。

参考:Grandma Got Run Over by a Reindeerとはこういう曲。実演してます。歌詞はここです。

あるemailにはこう書かれている「私の3才と9才の子どもは毎日サンタからやってくるメッセージを楽しみにしていた、そんな中”Grandma got run over by a reindeer”を聞いたんだ。誰かが「ふざけるな!」って言わなくちゃいけない。明日の朝はサンタとサンタの奥さんが意地悪なことでもするんじゃないかと恐れているよ。」

非常に不幸なことで、このiPhoneアプリはこども達のホリディシーズンを盛り上げるために作られていたのに、このような大炎上を発生させ、もはや抜け出せなくなってしまった。結果、サンタのwebカムは新しい登録者が北極から子ども達に動画をお届けするまで閉じられてしまうことになった。悲しい数字のダウンロードと山盛りの嫌悪メールにまみれて、Santa live は今公式にその生(Live)を絶つことになった。

Adam Majewskiはこれらの試練は置いておくことにしまだ望みを抱いている。莫大な金銭ダメージを伴う彼の悲惨なiPhoneアプリデビューを受け止めながらも、自分の家族のクリスマスを盛り上げていこうと思っている。

初めてiPhoneアプリを開発することは、彼が当初思っていたよりも、とてもつらいことになってしまった。痛ましい裏の背景を持ち込むことはアップルのアプリを開発することについて再考させることとなった。Santa Live開発における未回収コストは$12,000(120万円くらい)を超えている。これが全ての勉強代をまかなってくれるのだろうか?プライスレス!

「これは全部嘘…..Santa Liveはすっごくいいアプリケーションだよ…..どうしてみんなそんなに粘着するんだよぅ。」Gadget Labに寄せられたコメントである。

コメント欄よりujzygarwrx氏から情報いただきました。ありがとうございます。

「…..」の意味について補足:

問題の発端である開発者のAdam Majewskiがメカニカルタークに出した依頼が「Santa Liveをダウンロードして5つ星のレビューをすれば4ドル払う。その際に目印として5つのピリオド「…..」をレビュー文に入れる事。」

Gadget Labのコメントはそれを皮肉っている。

既にSanta Liveをダウンロードしている人へ、アプリはちゃんと動画を保存しているので、クリスマスまできちんと楽しめることをMajewskiは約束する。みなさん、メリークリスマス!聖なる夜を!

以上です。悪意はなかったとしても、かなりの不幸が重なってきたようですね。Casual Game 社にはこの記事の翻訳の通知と次回アプリの情報を確実に日本にお届けするし、レビューもする旨と、私も購入者なので分かるのですが、同社は3Dをやる実力がかなりあるんだからたった一回の失敗でめげないでください!という応援メールを送りました。なので次回、同社からリリースするアプリは上げ上げで紹介することになりそうです。

あとここで学んだ点としては、サクラのレビューを良く思わない消費者が米国には大量にいることと、お客さんに届ける音楽にもちゃんと気を遣わないと行けない点、誰が使ってくれるのかをきちんと意識しないといけないことではないでしょうか?偏見かもしれませんが宗教の力の強い国に販売する時はかなり大変なのじゃないかと思いました。ローカライズが必要なアプリは本当に大変だと思います。

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